難しい「子供の自立」
子供を自立させることは難しいことです。
しかし、昨今は実家暮らしをしている子供が親の「そろそろ自立して」という言葉に逆上し、殺人事件を起こす例もよく聞くように思ます。
婚姻率は年々低下し、この不景気で一人暮らしではなく実家で暮らし続ける若者が増えています。
子供の自立は現代社会の問題だと感じます。
共依存は避ける
親子が互いに支え合っていることはとても素敵な関係性です。
しかし、依存してはいけないと思います。
実際に成人した子と親が同居している場合、共依存に陥っていることが多いと思います。
親が子に依存していること
タクシーやバスなどを使う手段があるのに毎回病院に送迎してもらうことは子供の時間を奪っていることになります。子供ができるときだけ…なら理解できますが、毎回送迎させることは親が子に依存しているといえます。
孤独を回避するために傍にいてほしいと思うことも間違っていると思います。
それを伝えずに結果傍にいてくれた関係性なら良いと思いますが、それを親だけが望んで子に伝えることは子供の自由を奪い、自立を妨げて縛っていることと同じように感じます。
子供が成人しても子供の世話をすることが生きがいだと親が感じていることも自立を妨げると思います。
親が成人した子供の洗濯、食事の準備をし、生活費を負担する…
それでは子供は生活力を身に付けることができません。
同級生から見ると「世間知らず」というレッテルを張られるかもしれません。
子供のためにも、手を出し過ぎない、自分のことは自分でさせることが大切です。
子供が親に依存していること
お金の管理をしておらず、何にいくらの生活費がかかっているか全く知らない、任せている場合は危険だと思います。
感謝の気持ちがなく、「当たり前」「私もしてあげていることがある」と親を自分と対等に見たり、親を下に見たような考えは絶対に持ってはいけないと思います。
友達親子であっても、親と子という節度を保ってお出掛けを楽しんでいる親子を言うのであって、甘い考えでいることを友達親子というわけではないと思います。
幼少期から大事な「自立を促す関わり」
成人した段階で自立を促すのではなく、幼少期から自分のことは自分でするという自立を促す関わりをしていくことは親の役割として大切だと思います。
なぜなら、親はいつまでも生きていないからです。
親が病気になった、認知症になった、亡くなってしまった…
そうなると、子供は急な自立を余儀なくされ困るでしょう。
子供のためにも、子供が困らないように幼少期からの自立の促しは大切だと感じます。
例えば…生活に必要なものにどれくらいのお金がかかっているか話すことは大切です。
「自分は子供だし電気代とか親が払って当たり前」という意識ではなく、「すべてのものにはお金がかかっているのか…できるだけ自分も気をつけよう。見ていないTVは消そう」など感謝の意識がある子供は考えも行動も違うと思います。
子供が快適な環境はつくらない
子供に好き勝手な生活をさせ、子供の思い通りに親が動いたり、自由にさせていると、後で絶対に親も子も困ることになると思っています。
生活費を入れていない、何にいくらの税金がかかっているかも知らない、門限がない、お金に制限がない、欲しいものは全て手に入れてきた…
お金の大切さ、お金の使い方が常識から逸脱していると、周囲の人間に違和感を抱かせてしまうことになる可能性もあります。
子供は親の所有者ではありません。
どんなに大事に育て、何不自由ない生活をサポートしても、いつかこの世に子供だけを置いて逝かなければならない日が来ます。
そのときに子供が困らないようにすることは親の役目です。
何不自由ない環境では自立心は芽生えません。
快適な環境をあえてつくらないことは子供の自然な自立心を抱かせることに繋がると思っています。
