【あと何年生きられるか】過去より未来に目を向ける|人生は有限

何歳まで生きられるか

私はもうすぐ37歳になります。
そんな私はあと何年生きられるでしょうか。
あと23年経てば60歳。23年後すら生きているかどうかわかりません。

大きな人生の転機となった 子供の死

私が「生きること」について考えてしまう理由、それは約2年前の子供の死です。

まさか自分が産んだ子供が死んでしまうなんて思ってもいませんでした。
赤ちゃんが可愛くて大好きで助産師になった私、まさか一番奪われたくない我が子を奪われることになるとは。

人生は残酷です。
そして、予想もできないことが起こる、それが人生です。
「桜空の死」は私の考えや生き方を大きく変えました。

人生は有限 必ず終わりがある

普通に生きていると、死を意識することはないと思います。
子供の死を経験してから、私は死を意識するようになりました。
「自分がいつ死ぬかなんてわからない。だけど、いつか死はやってくる。終わりがくる」
そう思うようになりました。

人生で大切なことって何だろう

限られた人生、その人生で私は何をしたいだろうか、何を大切に生きたいだろうか。

私の中での答えは「自分を大切にしてくれる大切な人と大切な時間を過ごしたい」ということでした。
我が子は私に無償の愛をくれます。
私もその愛を感じ、無償の愛を子供に与えているのだと思います。
この関係性にとても大きな幸せを感じます。
しかし、子供も成長し友達と…恋人と…親ではない人間との関係ができ、親元を離れていきます。
傍にいられる「今」、仕事は適度に…子供との時間をたくさん持ち、会話したり、同じ空間にいたり、遊んだりしたいと思っています。

人生の無駄を省く

逆に言えば、自分を大切にしてくれない人に固執する必要はないと考えるようになりました。
今までの自分は自分のことを大切にしてくれない人であっても一生懸命に自ら関わっていました。

そうではない。
そうではなかった。
何をしてもダメなら、それは無駄な時間と同じになっているかもしれません。
相手にとっても迷惑でしかなかったかもしれません。
大切な人生の時間を無駄にしたくはない。
相手の時間も無駄にしないためにも、そのような人とは適度な距離感で良いのだと思い始めました。

互いに気持ちよく心地よく過ごせる関係性が築ける人と過ごす時間を大切にするようになりました。

過去より未来に目を向ける

過去を振り返ることは多々あります。
後悔することもたくさんあります。
しかし、「生かされている今に感謝したい」とも思うようになりました。

これからの生きる日々は
「大切な人と楽しい時間を過ごし、感謝して笑顔で生きたい」
生きられる時間があと1日でも1年でも10年でも20年でも、生きられる期間が大切なのではない。
”自分が生きたい人生にできたか” ”大切にしたいこと大切にしたい人を大切にできた人生だったか” が大切なのだと思います。

きっと「人生は愛」

私は子供の死を経験するまで、生きる年数はとても大切だと思っていました。
40歳より60歳まで生きられる方が良いに決まっている!と思っていたのです。

しかし、我が子が2歳で逝き、わかったことがあります。
「人生で大切なことは生きた年数ではない」ということです。
では、人生って何なんだろう?

そう考えたときに「人生=愛」なのではないかと思うようになりました。

自分以外の他者に愛され、想われたり大切にされたり幸せな時間を過ごすこと、姿がなくなっても偲ばれること、これは生きた時間より大切なことであると感じます。

1人でも多くの人に愛されて逝けるように、余生を感謝して笑顔で生きたいと思っています。

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