桜空のことを考えてはいけない「夜」
夜は悲しかったことを思い出したり、後悔をしてはいけない時間です。
子供も夫も寝て、静まり返った暗い部屋で一人桜空を想っていると、一緒に過ごした日々や付き添い入院をした日々、桜空が死んでしまった日のことを思い出し、気分がどんと暗くなり、悔しく悲しくて涙が出てきます。
心はあの日のまま
あと数日で桜空が亡くなって4年が経ちます。
4年もの月日が経とうとしているのに、ずっと悲しいまま。どん底のままです。
何も癒えずに4年を過ごしてきました。
後悔も思い続けています。
なぜ、あのとき上の子供を置いて兵庫に行って傍にいる選択ができなかったんだろう。
いや、その時の自分にその決断はできなかった。
なぜ、兵庫県に行って手術をする選択をしたのだろう。
いや、何もしない選択肢は私の中にはなかった。
手術せずに苦しむ、しんどい姿の我が子を私は見ていられなかった。
あの時ではなくて、翌月にでも妊娠していたら桜空を健康な身体で産めたかもしれない。
いや…あの時でない、翌月に妊娠した子は桜空ではない、違う顔の違う性格の子だっただろう…
たられば話は終わりがありません。
心に蓋をしたまま生きる人生
私は意図的に心に蓋をして生きています。
我が子が死んだあのときの感情に蓋をせず生きることはできなかったからです。
本当なら家族みんなでこの世での人生を終わりにして桜空のもとに行き、家族みんなで一緒に暮らしたい、一緒にいたいと思ったからです。
あの感情に蓋をしているのに、夜になり一人でいると思い出しては考え込んでしまいます。
自分の命より大事な「子供の命」
親は自分の命より子供の命が大切です。
私は自分なんかよりも、可愛い桜空に健康で生きられる命を与えてほしかったのです。
私は桜空が人工呼吸器も胃ろうも何も医療ケアなく生きられる姿が見たかった。
みんなと同じよう健康な身体で当たり前のように呼吸ができて、当たり前のように口から食べ物が食べたれる、幼稚園や学校に通って友達を作って楽しい人生を送ってほしかった。
なのに、2歳で死んでしまうなんて。
これは当事者でないとわかり得ない感情です。
笑顔を大切に 桜空とともに生きる
そんな私はただの39年生きた女。大それたことはできません。
しかし、人に優しく、心優しく、自分の人生を生きることを大事にしています。
桜空は優しい子でした。そして、笑顔がとびきり可愛い男の子でした。
ユーモアがありおちゃめで、しかし、頑張り屋さんで強い子でした。
私は桜空に出会えた意味を考えながら、桜空のように笑顔で強く生きていきたいと思っています。
死後は死後の世界があり、桜空に逢えると信じて。
悔しく悲しい人生を何とか生きています。
