【26週3日】赤ちゃんの心臓が右に寄っている|突然の胎児異常宣告

突然告げられた赤ちゃんの異常

いつものようにエコー開始。
今日は可愛いお顔が見られるかな、と楽しみにしていました。
医師が心臓を見ているときに何度かプローべを当て直していました。
心臓が見にくいのかな、と感じました。
エコーが一通り終わり、医師は無言で心臓を見ています。

「桜空、病気なんだ。心臓に何かあるんだ…」

すぐに察しました。
私も無言。
医師がしっかり見てくれているので聞きたいのを我慢して無言で待ちました。

横隔膜ヘルニアかもしれない…

数分経って、医師が話してくれました。
「本来左にないといけない心臓が右に寄っている、そのせいなのか四腔断面が綺麗に写らない。」
考えられる病気は何があるか聞くと
「最初は横隔膜ヘルニアかな…と一瞬思ったが…、横隔膜ヘルニアだと(桜空のように)心臓が寄る。胃と心臓が同じ位置にあることがおかしい…
「心臓の左右差が少しある…」

私の希望で県立病院に紹介状を書いてもらいました。
赤ちゃんの情報を1つでも早く知りたいと思ったためです。

桜空は横隔膜ヘルニアではありませんでした。
出生後、桜空にたくさんの異常があることが判明し、VATER症候群(VATER連合)であることがわかりました。
そして、生後すぐの手術の後、なかなか人工呼吸器の設定が下げられず精密な検査をしたところ、とても珍しい病気(奇形)である右主気管支食道起始症があることが判明します。
この病気があることで右肺は左肺より下に位置しており、さらに右肺が低形成で左肺より小さかったことから心臓が右に寄っていたのだろうと推測します。

「耳たぶ」しかないように見える耳

 

今回は左耳が耳たぶしかないように見えます。
前回は上にちょんと付いたように見える耳であったにも関わらず、今回は耳たぶのようなものしか見えない…
超音波によってこのように見えただけなのか…

赤ちゃんの異常を宣告された後は全てが不安に思えてきました。

【胎児の異常を指摘された妊婦の感情】この子の母になれるのか|絶望
妊娠26週3日、お腹にいる赤ちゃん(桜空)に異常があるとわかったときの自分の感情を綴っています。
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