「赤ちゃんの心筋が厚い」
我が子は妊娠30週の小児科医による胎児エコー精査にて
「胎児の心筋が厚い」ことを指摘されました。
「心筋が厚い」ことが意味すること
「頑張って心臓を動かしていること」を現わします。
我が子の場合は、心臓だけでも以下のたくさんの病気を指摘されており、
病気のある心臓を一生懸命に動かした結果、心筋が厚くなったことが考えられます。
心筋が厚い、左上大静脈遺残、先天性静脈管欠損、卵円孔の逆流、大動脈縮窄疑い
僧帽弁狭窄、心嚢液貯留、心臓の心室アンバランス(左心室が小さい)
僧帽弁狭窄、心嚢液貯留、心臓の心室アンバランス(左心室が小さい)
心筋が厚くなる 原因の病名
重症大動脈弁狭窄症
大動脈弁が狭いために左心室に過度な負担がかかり、心筋が厚く発達する病気です。
重症化すると、左心低形成症候群に進行する可能性があります。
我が子のいくつもの病名から左心低形成症候群があるのではないかとも私自身が疑いましたが、
左心低形成症候群ではありませんでした。
生後、我が子は大動脈二尖弁であることが分かりました。
重症大動脈弁狭窄症と同じ理論で、動脈二尖弁であることによって
左心室に過度な負担がかかり、心筋が厚く発達したのではないかと考えられます。
肥大型心筋症
心筋が異常に厚くなる病気です。遺伝が原因となる場合もあります。
出生まで経過観察
県立中央病院から新生児の心臓手術が可能な大学病院に転院し、
妊娠33週2日のときに大学病院の小児科医による胎児エコー精査でも
「胎児の心筋が厚い」と指摘されました。
定期的に胎児エコー精査することで経過を診ていくことになりました。
出生後の早期治療に繋がるよう、専門医によるフォローアップがあることはとても心強かったです。
出生後の経過
妊娠中に胎児の心筋が厚いことを指摘されましたが、
出生後の心エコー検査で経過観察となり、その後問題になることはありませんでした。
心筋が厚いことと関連があるかどうかわかりませんが、
我が子は妊娠中から徐脈傾向(100~150bpm)であり、出生後も徐脈傾向でした。
そして、出生後に我が子の心臓の異常として指摘された病名は
動脈管開存症(PDA)と大動脈二尖弁でした。

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