「元利均等」か「元金均等」か
変動金利か固定金利か…の次に決めなければならないのが
「元利均等か元金均等か」です。
これは返済額のうちの元金と利子の割合に違いがあります。
元利均等
返済額が一定で、返済が進むにつれて元金の割合が増えます。
元金均等
返済額が変わります。
初めは多い返済額ですが、段々と少ない返済額となります。
元金の返済額は一定で、返済が進むにつれて利息が減ります。
早めの段階で繰り上げ返済を考えている場合は、元金均等にした方が元金自体が減るため大きなメリットがあります。
夫婦で話し合って「元金均等」に決めた
私たち夫婦は2200万を30年で返済、夫が60歳で完済する計画を立てました。
元金均等の場合、私たちの住宅ローンであれば最初は12万の返済になります。
しかし、最初が高く段々と返済額が下がるシステムであるため、
第一子が産まれたばかりの我が家にとって、子供の成長に伴って、子供が増えるにつれてお金がかかる時期に住宅ローンの返済額が少なくて済むのは大きなメリットだと考えました。
一方で、元利均等はずっと同じ返済額のため、私たちの住宅ローンであれば73000円程度を返済額変わらず支払っていくことになります。
家計管理はしやすいのですが、自分たちの性格上、家計が楽なうちに返済し、しんどくなったら返済額が少なくて済む元金均等の方が合っていると考えました。
一般的に子育て期の「貯め時」と言われる家計に余裕のある今のうちに高い金額を返済していこうと夫婦で話し合い、「元金均等」に決めました。
夫が「元利均等」にして帰ってきた…
夫は義父とともに地方銀行に行きました。
間違いのないように行くときに、「元『金』均等ね!」と伝えたのですが
帰ってくると「元利均等にしたから」と言われました…
義父に「最初に12万も支払うのはしんどいだろう。金額が一定の方が家計管理しやすくていいだろう」と心配してもらい、元利均等にしたそうです。
「電話でもいいから、相談してくれればよかったのに…」
「今のうちに高い住宅ローンを返済しておきたいと思っていたのに…」
と思いましたが、地銀に確認すると変更はできないということで元利均等になってしまいました。
やっぱり「元金均等」が良かった
住宅ローン返済が始まり11年経った今でも「元金均等にすべきだった」と思っています。
住宅ローンを組んだ当初は第一子が産まれたばかりのときでした。
まだお金もかからず、家計に少し余裕がありました。
もし元金均等であれば今頃や今後、支払いが少なくて済んでいたかと思うと、最初に頑張っておきたかったというのが本音です。
今は子供が3人、食べ盛りで物価高が直面し、お菓子代だけでも結構な金額になります。
特に子供がまだ小さいご家庭や、これから子供を考えているというご夫婦は、家計に余裕のある今のうちに返済をして後に返済額が安くなる「元金均等」がおすすめです。

