【年収500万以下の子どもの教育資金】背伸びしない|身の丈に合った進学

私が育った家庭環境

私は5人家族の長女、年収500万以下の家庭で育ちました。

夏休みだからと言ってどこかに旅行するわけでもなく、近所にたくさんの同年代のお友達がいたため、いつも家の外や自宅や友達のお家で遊んでおり毎日楽しかったことを思い出します。

決して裕福ではありませんでした。
父母は日頃からお金を使い過ぎず、節約し、子ども3人を進学させてくれました。

しかし、隣の芝生は青く見えるものです。
子どもの頃は自分の環境が恵まれているとは感じませんでした。
今思うことは、自分の育った家庭は毎日家族が揃い、怒られることも度々でしたが笑いも多く、進学をさせてもらい、何不自由なく育ててもらった、ても幸せな家庭であったということです。

そんな私が考える教育資金の考え方を紹介しています。

我が家の家計の話をしよう

家計のことを話すことは恥ずかしいことでも、嫌らしいことでもありません。

家計の話が分かれば、子どもは何をするにもお金がかかることを理解でき、今の当たり前のような生活にもたくさんのお金を出して成り立っていることがわかると思います。

家賃(持家の場合は町内会費、固定資産税、修繕費)・水道代・光熱費・ガス代・通信費(スマホ代、Wi-Fi代)・学校費用・習い事代・お小遣い代・衣服費・食費・理美容代
車の維持費(車のローン、保険代、税金、車検代)・ティッシュなどの雑費・娯楽費
加入保険代(生命保険、医療保険、個人年金、学資保険)など…
出ていくお金がどれだけあるか全て話しましょう。
きっと、子どもは想像以上にお金が掛かっていることを知り驚くと思います。
現実を大人になってから知るのではなく、子どものうちから知ることは金銭感覚を養う上で大切だと思っています。

無理なことは無理と言って良い

毎日生活するために必要なお金を除いて、余ったお金は自由に使えるかというとそうではありません。
老後のお金を蓄えておく必要があります。

子どもに「あなたに、老後、迷惑をかけないためにも老後のための貯蓄は必要」と、はっきり伝えましょう。
少し余裕があるからと言って全てを子どもの進学のためには使えないこと理解してもらいましょう。

子どものためにと全ての貯蓄を子どもの進学に注ぎ込むことは一見献身的な両親に見えます。
しかし、その結果、老後の生活資金が足りなくなり、子どもに生活の援助を求めることがあっては本末転倒です。

親の今後のライフステージにあった貯蓄を考えた上で、使えるお金を考え、行かせることができる進学はこの範囲だと、はっきり子どもに示しましょう。

教育資金は制限をしなければ膨大に

お金がないけれど借りればいい、出せないわけではないから老後資金を切り崩そう…
その考えでは教育資金は膨大になります。
また、何も話さなければ子どもは自分の家はお金に余裕があると勘違いするかもしれません。
子どもが勘違いすれば、節約せず散財し、仕送りのお金を使わなくても良いことに使い込むこともあるかもしれません。
家計の実態をまずは子どもが把握した上で、教育費にお金を掛けすぎることがないようにしましょう。

家庭に合った進学をと話すことは可哀想ではない

「子どもが希望する進学がお金のことでできないなんて可哀想…」と親が金銭的に無理をしてはいけないと思います。

身の丈に合った進学を考えましょう。
背伸びしないことが大切です。

資金的に可能な進学先に進むことができるよう、子ども自身が努力することが大切です。
「お金があれば行ける」ではなく「勉強すれば行ける!」の考えで、本当に生きたい進学先があるのであれば自分で努力することに専念させましょう。

奨学金は借金

「お金はないから奨学金を借りて子どもが将来返していけば良い」と思うことも、安易に決断すべきではないと思います。
奨学金は子どもの借金となり、子どもが返済に苦労します。
子どもが多額の奨学金返済を抱えることは、子どもの人生に大きな影響を与えてしまう可能性があります。

奨学金を借りても借り過ぎないことが大切です。

「身の丈に合った進学しかできない」
「奨学金を借りてまで行きたい進学先があったとして、あなたが苦労しないためにも多額の奨学金はできる限り借りない方が良い、借りてもできる限り少ない額にした方が良い」
としっかり話し合いをすべきだと思います。

進学は親子でしっかり話し合いを

子どもとよく話し合って進学先を決めましょう!
一人暮らしより寮生活は安く済むことが多いです。
寮のある進学先を検討するなど、家計に無理のない進学を検討しましょう。
成績が良いのであれば特待制度のある進学先を検討したり、無理のない、より良い選択ができるよう調べ、工夫しましょう。

【子育て期の節約】子どもにお金を掛けすぎない|与えすぎない子育て
子育て期は節約が大切ですが、切り詰めすぎず、楽しく無理しすぎず継続できる節約をしています。私の節約の仕方、教育の考えを綴っています。
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