他人は変わらない
相手を変えることはほぼ不可能だと思っています。
なぜなら、自分自身ですら変わることは難しいことであるのに、
人に変われというのは無理があると感じるためです。
自分も変えられない
「相手が変わらないなら、自分を変えよう!」
そう思っても難しいのが現実です。
私自身、38年間生きてきて
他人に指摘されたとして、指摘された行動や思考を意識することはできても、
相手が求めるものに完全に変わることは難しいと思います。
「負の感情」は自分で整理
物事が思うようにならなかったとき、悲しくなったり、悔しくなったり
怒りがこみ上げてきたりします。
その結果、家族に八つ当たりしたり、友人に冷たく当たってしまったりしては
相手まで負の感情が伝染してしまいます。
「話を聞いてもらう」「好きな事をして自分の感情を落ち着かせる」
「運動する」「横になってぼーっとする」「寝る」など…
相手に負の感情で困らせるのではなく、落ち着いて物事をよく考え、
感情をコントロールする努力は子供の頃から大事だと思います。
学校生活で「人間関係」を学び鍛える
感情コントロールは大人になってから身に付けることは難しいと思います。
子供の頃から習慣化して、思考の転換ができるようにしていくことが大切だと思っています。
子供の頃から思考を転換する習慣を身に付けておくと、
子供が社会に出てから大いに役立つと思います。
「俯瞰の目」で見る習慣
我が子には、子供の頃から「俯瞰の目で物事を見る習慣」を身に付けて欲しいと思っています。
何か問題が起きたとき、自分主体で物事を考えることを一旦やめ、
客観的に物事を見てみます。
「俯瞰の目」で見ると、
自分が正しいと思っていたことが実はそうではなかったり、
自分がおおげさに考えていたことを知ったり、
逆に自分の行動や考えがが人間関係を悪化していることに気づけたりします。
また、「俯瞰の目」で見ることで落ち着いて人間の本質について考え直すこともできます。
「人の考えを変えることは難しい」
「できるのは自分自身の行動・受け取り方を変えること」
「自分の考えを否定するのではなく、
相手はこう考えるんだな…と受け入れ知ることが大事であること」などに気づくことができます。
自分の考えを大切にしつつ、相手の意見も聞き入れることができます。
そもそも、何が正解で何が不正解かを決める必要はないのです。
相手と自分が「違う」ことに、負の感情を抱く必要はありません。
人は十人十色、みんな違ってみんな良いと思います。
人に変わってもらおう、変わってほしいと思うのがそもそも間違っています。
他人に強要するのではなく、認め合えば良いと思います。
そもそも、「自分」でない以上、相手に自分の思う100%を求めてはいけません。
「俯瞰の目」で物事を見ることで、自分のことも相手のことも大切にできると思っています。
落ち着いた大人が1番素敵
夫婦間、親子間、家族間、職場で、
負の感情を引きずりすぎず、持ち込まず、
その時々で感情をコントロールし人に迷惑を掛けない、冷静で落ち着いた人は本当に素敵です。
そのような人は周囲から尊敬され、信頼されます。
気分に大きな波を作らない人、場を明るくしてくれる人は、
周囲にもとてもプラスな印象を与えます。
また、そのプラスな明るい落ち着いた雰囲気は伝染し、その場が居心地の良い空間になります。
その人の落ち着いた雰囲気に、周囲は落ち着いて仕事に集中できたり、
家族であれば、心安らぐ空間を作ることができます。
「人間関係」という日常で大きな悩みの種となるもので悩む必要のない環境は
誰しもが安らぐ快適な空間です。
良好な人間関係に欠かせないこと 「思いやり」
結局、人間関係は「思いやり」なのだな、と実感します。
自分が相手を思った行動ができると、相手はそれを感じ取って同じように温かい行動で返してくれます。
逆に ‟自分さえ良ければいい” という人がいれば、お互いが幸せになることはできず、
良い人間関係が築けるはずがないのです。
相手に見返りを求めない
見返りを求めることもいけないと思います。
「あのとき、私は〇〇したのに、相手は〇〇してくれなかった」
そう思った時点で、負の感情で溢れ、自分で自分を不幸にし、
負の連鎖が起こります。
もしも、相手が ‟自分さえ良ければいい” 人間であった場合、
負の感情を持つことなく、今後は距離を持って関わることがベストだと思います。
伝染する 幸せな感情と幸せな空間
落ち着いた人と一緒にいると、笑顔で過ごす時間が増え、自分が自分らしく居られ、
幸せな感情と幸せな空間が自然にできあがります。
感情は伝染するのだと思います。
自分も魅力ある落ち着いた人になれるように、
周囲に惑わさることなく、俯瞰の目で見て行動していきたいと思います。
