【死んでほしくなかった】弟に逢いたい|8歳兄の想い|就寝前の会話と寂しさ

「ねぇママ、俺、桜空くんに逢いたい」

もうすぐ小学3年生になるにも関わらず、わがまま言いたい放題、自分が一番の長男。
そんな長男が就寝前に暗くした寝室で泣きそうな声で言いました。

「ねぇママ、俺、桜空くんに逢いたい」

夜は私も悲しく、寂しくなることが多い時間です。
長男の言葉を聞いて、私も悲しく泣きそうになりました。

弟が泣くなったとき 年中だった長男

弟が亡くなったとき、長男は5歳になったばかりの年中さんでした。

弟が亡くなったとき、5歳の長男は弟に起こった状況が全く理解できていませんでした。
可愛い若い看護師さんに「可愛い♪」と話掛けていた長男を今でも思い出します。

後で分かったことですが、長男は弟が寝ていると思っていました。
病院で亡くなった弟を自宅に連れて帰った後に長男に「桜空くんはいつ起きるの?」と聞かれ、そうか…と思いました。

また、長男は亡くなった弟と逢えたとき、7ヶ月ぶりの再会でした。
「桜空くんに逢えて嬉しい!寝てるんだね!」と思ったのだと思います。

当時5歳だった長男が、弟が死んだとは知らずに弟に逢えて嬉しかった気持ちだったことを考えると、また泣けてきます。

8歳長男 死んでしまった弟への純粋な想い

「ねぇねには妹がおる、何で俺は弟がおらんの?同じ男のきょうだいが欲しい」
「俺にはさくくんがいたのに、何で死んでしまったん?」
「さくくんは何で病気やったん?」
「病気の人でも死んでない人いっぱいおるのに、何でさくくんは死んでしまったん?」
「神さまっておるんかな?」
「命の交換ってできるん?」
「桜空くんと一緒に遊びたい、悲しい」

8歳の長男はたくさんの質問を私に問いかけてきます。
私も悲しい…、しかし、8歳の長男がこんなにも深いことを考えていたことに驚き、元気に桜空を産めなかった大きな後悔を改めて感じました。

子供の死 悲しみは永遠

私もずっと寂しいし、悲しいです。
桜空が亡くなってもうすぐで4年が経つというのに、私は桜空が死んだことを受け入れられてはいないのだと思います。
ただ淡々と仕事に行き、子育て、家事をし、忙しい毎日を過ごすことで考えないようにしている自分がいます。

しかし、子供たちも同じ気持ちでいることに申し訳なく、本当に何で桜空は死んでしまったのだろう…何であんなにたくさんの病気を桜空が背負わなければならなかったのだろう…と悲しく虚しいです。

大切な家族を亡くした私たち家族は、ずっとこの想いを抱きながらも与えられた自分の命を何とか大切にするために生きていくのだと思います。

そして、家族みんなが揃って生活できることは何よりも幸せなことで奇跡的なことで、そうでありたかった…と、もうその幸せは感じることができない寂しさ、もどかしさを感じながら生きていくのだと思います。

 

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