娘の夢
桜空(さく)が旅立ち8ヵ月が経ちます。
娘の夢には旅立った桜空が2回逢いに来てくれています。
今回は桜空に逢えた夢ではなく違った夢でしたが、いろいろと考えてしまいました。
朝起きて娘が「ねぇ、ママ、夢を見た!」と…
「どんな夢?」と聞くと「ママが妊娠してた!男の子!」と…
「…うん、そっか…。また桜空くんを産むことができたらママは絶対に赤ちゃんを産むけど、
きっと次に来てくれる赤ちゃんは桜空くんではないから、ママは赤ちゃんはもういいかな…」
と返事をしました。
桜空と家で一緒に生活できていたとき、医療ケアが多かったため大変でしたが、
家族みんなが一緒に生活できることは何にも代え難い幸せでした。
入院なく2ヵ月過ごすことができたときには、あと2人くらい育てられるかも!そう思うくらい子どもが可愛く、大好きです。
しかし、子どもが1人いなくなってしまうと「もう二度とあんなつらい想いを子ども(桜空)にさせたくない、私もしたくない」そう思いました。
私が何歳まで元気で子育てできるかもわからない、子どもたちがこれからも元気かどうかなんて未来はわからない。
病気なんて数えきれないほど世の中にはあるのです。
またいつ自分自身や自分の家族に何か起こっても不思議でも何でもない。
もう我が子は4人、赤ちゃんは望んでいません。
娘の言葉
「ママが赤ちゃんはもういいって言っても、赤ちゃん来るかもしれんよ!来たらどうするの?」という娘…
…なるぼど…。
8歳の娘は赤ちゃんが勝手にお腹にやってくると思っているのです。
娘にできるだけ理解してもらえるように話しました。
「赤ちゃんが勝手に来るわけじゃないから、もうママが赤ちゃんを産むことはないと思うよ。
桜空ちゃんがもう1回産まれてくれるなら絶対に産むんだけどね。
男の子で桜空くんに似ていても、その子は桜空くんではないと思うからもう産まないよ」
と話しました。
またあの桜空に逢いたい
桜空が旅立ってから今までは「もう一度、桜空を元気な身体で産みたい」と思っていました。
しかし、最近は考え方が変わりました。
もう病気でも良いのです。
「また病気があってもいいから桜空を産みたい、桜空に逢いたい」
桜空を苦しませない、死に直結しない病気はあったままで良いので桜空を返してもらえないだろうか…
あの顔の、あの性格の、あの桜空に逢わせてもらえないだろうか…
そう思うようになりました。
また叶わない願いを願ってしまう。
きっとこれは私が死ぬまで続くのでしょう。
可愛い桜空…ずっと愛してるよ。
たくさん病気があったのに、頑張って産まれてきてくれたね。
頑張って2歳2ヵ月、生きてくれたね。
頑張る強い桜空を、ずる賢いやんちゃな桜空を、笑顔が素敵な可愛い桜空を、たくさんたくさん見せてくれたね。
ママのところに来てくれてありがとう。
私の自慢の可愛い次男坊。