「元気な赤ちゃんが産まれてくる」
もし、妊娠したら「赤ちゃんは病気です」「赤ちゃんには障害があります」と告げられて、それでも子供を望む人は多いでしょうか。
私はかなり少ないと思います。
前もって妊娠する前にわかっていて、それが防ぐことができないのであれば、赤ちゃんのことを思って、自分の人生を考えて、パートナーの人生を考えて妊娠を断念する夫婦がほとんどではないかと思います。
夫婦が赤ちゃんを考え始めるとき…
その想像上の赤ちゃんは「健康で元気な赤ちゃんであることが前提」なのです。
みんなが元気に産まれてくるわけではない
悲しい現実ですが、赤ちゃんがみんな元気に産まれてくることは絶対にないのです。
遺伝性の病気や染色体異常、確率で起こる病気、周産期トラブル…。
「絶対に元気に産まれてほしい」
「元気な赤ちゃんしか考えられない」
「病気や障害がある赤ちゃんの親になれる自信なんてない」
「きっと大丈夫」
私もそう思っていましたが、3人目の赤ちゃんはVATER症候群という難病を持って産まれ、たくさんの病気がありました。
赤ちゃんが大好きで助産師になった自分
私は赤ちゃんが大好きです。
可愛い、守ってあげたい…
そんな赤ちゃんに携わる仕事をしたい!と思い、一生懸命に勉強し助産師になりました。
来世は子供を持たない選択をしたい
私は2回の流産を乗り越え、4人の子供に恵まれました。
しかし、そんな私が来世は絶対に子供を持たない選択をしたいと考えています。
子供を持たない選択をしている方は様々な理由があると思います。
私が来世は子供を持たない選択をしたい決定的な理由は子供の死でした。
一番の理由 子供の死
「助産師になって、3人のお母さんになりたい」
私は助産師になるという夢を叶え、3人のお母さんになるという夢に向かってパートの仕事をしながら子育てをしていました。
そして念願の3人目を妊娠!
しかし、人生は甘くなかったのです。
妊娠26週のときに赤ちゃんの異常がわかりました。
産まれた子供、次男の桜空(さく)はVATER症候群という難病を持っていたのです。
令和の時代も不十分な子育て環境
今は昭和でもなく、平成でもなく、令和です。
今までにたくさんの子供たちが産まれ、病気のある子、障害のある子はたくさん産まれています。
令和の今なら、今までに困ったことをどんどん改善し、充分な環境が整っていると思っていました。
しかし、令和の今も、病気の子供や障害のある子供を社会で育てて行けるような環境は残念ながら確立されていませんでした。
親の責任の重さ
3人目の子供がVATER症候群という難病を持って産まれ、難病の子の母、病気の子の母、障害のある子の母になって初めてわかりました。
親の責任、重すぎます。
夫は出張が多い仕事、私はパートをしながら上の子2人を育てながら3人目の子供の医療ケアをしていました。
そもそも身体が弱く、入退院を繰り返した3人目の桜空。
入院すると強制で24時間の付き添い入院を求められます。
それは私にとってとても難しいことで大きな悩みでした。
親の責任をまずは軽くすることから対策を始め、どんな子供が産まれても社会で育てていける体制を作っていく必要があると思います。

