「もしも…の場合」の充分な支援の確保
子供を授かりたいと考え始めたとき、子供が可愛いということだけで何も不安なく妊娠・出産できる夫婦は少ないと思います。
お金もかかり、他にも心配が出てきます。
もし子供が病気だったら、もし子供が障害を持っていたら…
親に頼めない、夫は仕事がある、自分も仕事復帰が待っている、病気や障害の子を育てていける自身がない…ただでさえ、元気な子を育てることも大変なのに…
そう感じ、子供を作ることにも踏み切れない人もいると思います。
そんな、「もしも…の心配」があるために子供は持たない、選択的1人っ子にしている、もっと子供がほしいけど2人にした…という夫婦はいると思います。
子供を産むことで生じる 不安
子供を産まなくても不安な人生。
子供を産むことで、更に様々な不安が生じます。
子供を1人育てることが大変な社会
子供を育てるお金が必要になります。
「習い事ができない、何も買ってあげられないようであれば困る」という思いで一生懸命共働きしても、今のお給料や物価高を考えると1人の子供を育てることですらいっぱいいっぱいです。
自分が病気になったらこの子は誰に育ててもらうんだろう、置いていけない。
子供を産むことで変わる人生
「もしも…の場合」が起こっても最低限の環境はありますが、確実に家族の生き方や生活は変わります。
独身のときのよに、健康な子が産まれたときのように仕事ができ、お金や時間が使えるわけではありません。
子供の人生を背負わなければいけない重荷
私の3人目の子供、桜空はVATER症候群という難病を持って産まれました。
自然界であれば産まれてすぐに亡くなったであろう桜空。
そんな次男は人工呼吸器、気管切開、胃ろうで命を2歳2ヶ月まで繋いでいただきました。
しかし、その2年2ヶ月は決して「幸せ」だけではありませんでした。
泣いて悩んだ日々でもありました。
私の大きな悩みは子供が入院した際の親の付き添い入院です。
親の付き添い入院
幼い子供は入院すると親の付き添いを求められます。
24時間、自宅ではなく病院で付き添うということは、上に2人の子供がいること、夫が出張の多い仕事であったことから不可能でした。
もちろん、病気の次男にずっと付き添い支えたいです。
しかし、私は3人の母です。
次男だけに100%注ぎ込むことはできませんでした。
夜間だけ帰るなどの対策を病院に申し入れましたが24時間付き添いが原則で断られました。
本来であれば完全看護の病院は家族に付き添いを強制することはできません。
24時間の付き添いを希望していないにも関わらず、付き添い許可書に私が希望して付き添っていると書くよう指示されます。
子どもを産んだ責任は結局「親」
専門の医療職に相談しても「できません」「今までもどうにかしてもらっていた」の返事で、改善しよう、解決しようとはしてくれませんでした。
結局は親である自分が子供の責任を負うことになります。
誰も助けてはくれません。
助けられた命は家族で絶対に育てなければならない?
人工呼吸器も付けた、入退院を繰り返す3人目の子供を育てていくことは無理だとわかっていました。
しかし、助けられた命。
桜空が生きていることに感謝しながら、ありがたいと感じながらも育て、悩み、苦しかった日々。
親だけに押し付けてプラスになることはあるのでしょうか。
どんな子供が産まれても社会で育てていく体制を作ることは絶対に大切なことだと思うのです。
赤ちゃんの一生を社会で支える仕組み
産まれた瞬間だけでもない、学生の間だけでもない、大人になっても…
「何があっても社会が助けてくれる、前を向いて生きていける」
そんな社会は明るく、人の心が健康で、子供が増える社会だと思います。
産まれた赤ちゃんは社会で育てていこう!
意識の改革から始め、社会を変えていきたいと思っています。
