色白で綺麗な顔の 2歳の男の子 桜空くん
親バカなのですが、次男、桜空(さく)は本当に可愛い男の子でした。

目が大きくクリックリで、まつ毛は長く、色白で、つるつるの肌をしていました。
愛嬌もたっぷり、よく笑う男の子でした。
顔も、しぐさも、性格も…どれもが可愛い男の子でした。
いたずらも大好きで、大切な人工呼吸器をいつも傍にあるおもちゃと勘違いしているのか、ボタンを押したがり、電源を切ろうとするため目が離せず、大変でした。
医療ケアが必要な子であったため、とても手がかかりましたし、たくさん桜空のことで悩んできましたが、頑張り屋で可愛い、とても大切な次男坊でした。
美人薄命という言葉
夫には仲の良い、とても美形の男友達がいました。
その方は20歳前に交通事故で亡くなってしまいました。
顔も、心も綺麗な人は早くに亡くなってしまうのでしょうか。
「美人薄明」という言葉がありますが、本当に悲しいことです。
神様はいない
神様はいないと思います。
桜空を生かせてもらえなかった苛立ちからの想いではありません。
本当に「神様」が存在すれば、桜空のようにたくさんのハンディキャップを出生時から背負って、出生後は何回も手術を頑張っているような子が亡くなるということは絶対にないと思うからです。
神様はいないかもしれない。
しかし、桜空の存在自体が私にとっては神様のように感じます。
我が子であるにも関わらず、私は桜空のことをとても尊敬していて感謝しているのです。
可愛い笑顔、どんなつらかったであろうことも頑張ってくれました。
一生懸命に生きる姿を私たち家族に見せてくれて、「人生とはなにか」を教えてくれた子です。
「今」は二度と戻ってこない 過去には戻れない
生きていれば、不平不満はたくさんあります。
しかし、人生は一度きりです。
あの時に戻りたいと思っても、時間を巻き戻すことはできません
1日1日を大切に、楽しんだもん勝ちです。
生きている私たちが亡き人を想ってできることは、笑顔で人生を楽しむことだと思います。
「人生とはなにか」
教えてくれたのは亡き息子でした。
いつも桜空のことを想いながら、生かされている今を大切にしていこうと思います。

