【住宅ローンの借り過ぎに注意】金銭感覚が狂う住宅購入|後悔しないために

「理想」と「現実」

「どうせ建てるなら理想の家にしたい」
「一生に一度の買い物だし、理想を詰め込みたい」

SNSで見るおしゃれな家、部屋、家具…
全部理想通りにしたいと誰もが思いますが、
理想ばかり追い求めてしまうと、どれだけお金を掛けてもキリが無い状況になります。

予定金額を超えることになり、あとで後悔することにならなければ良いのですが、
実際に住宅の引き渡しとなり、住宅ローンの返済がスタートするとマイホームブルーになる人は多いです。

意外と多い「マイホームブルー」

早い人は契約後にマイホームブルーになるようです。

住宅を決めている最中はマイホームハイの状態です。
自分の「したい」を詰め込んだ素敵なマイホームを想像し夢膨らませます。

借りられる額=無理なく返せる額 ではない

「少しなら高くても返せるだろう、借りられるんだから返せるはず、大丈夫」
「借りられた金額は使って良い金額、自分が返せると思って銀行も貸してくれているのだから…」
という感覚に陥ります。

しかし、その金額は借りられる上限であり、返せると見込まれた金額ではありますが、
無理なく返せる額とは限らないということです。

金銭感覚が狂う

「ちょっとなら高くても、ちょっとなら…」

そのちょっとが数万、数十万であったりします。
住宅ローンの金額が数千万という金額であるため、金銭感覚が狂ってしまうことが多いです。
金銭感覚が狂った状態で住宅に関わる様々なものを決めてしまうと、どんどんと予定金額を超えていきます。

多く借りても、返す現実が待っている

もちろん借りた住宅ローンは返済が待っているのですが、
いざ返済が始まると大きな金額に圧倒され、
「本当に返していけるだろうか…」
「借り過ぎたかもしれない」
「もっと安く済むようにすべきだった」

金銭的にゆとりのある方は良いのですが、庶民は借り過ぎると間違いなく後悔します。

住宅ローン返済のために働く人生

借り過ぎると毎月毎月の返済に追われ、住宅ローン返済のために働いているような人生になります。
借り過ぎてはいなくとも住宅ローンの返済は重荷ですので、借り過ぎた住宅ローンなら尚更だと思います。

住宅ローンの借り過ぎで 関係が悪化する夫婦も

お金のゆとりは心のゆとりに繋がるため、家計が苦しくなると夫婦関係も悪化する原因になることが多いです。
せっかく理想の家を建てたのに、その後金銭的な問題で夫婦関係が悪化する、離婚に至ってしまうのは本末転倒です。

家はほどほどに…

実際に12年前に注文住宅を建てた私が思うことは
家はほどほどで良いとうことです。

家族が快適に生活できる空間をつくることが大事で、
他に住宅でこだわりたいことがある場合はしっかり人生を考えた上で必要か、その金額をかけてでもしたいことなのかを考える必要があります。

楽しい人生にするために

そして、もう一つ思うことは、人生、家だけでは満足しないということです。

旅行、趣味、食事、子育てなど…家以外にもお金をかけたいこと、楽しみたいことはたくさんあるはずです。
住宅ローンを組む際には、「人生=家ではない」ということを念頭に返済可能な大金を借りるようにしてほしいです。

おすすめは中古物件のリノベーション

現在は建築費用も住宅費用も高騰しています。
私たちが建てた金額と比べると、びっくりするような建築費用になっています。

人生に住居も大切ですが、生活を充実させることが一番重要であるため、
住宅の費用を抑えつつも夢を叶えたい場合は中古住宅のリノベーションはとても魅力的だと思います。

このブログが、これから住宅を購入しようと考えている方の役に立てると嬉しいです。

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住宅ローンの金利を決める際、固定金利にするか変動金利にするかで悩むと思います。我が家は固定金利にしました。その理由を綴っています。
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