スマホで検索
0時にムンテラが終わり、陣痛室に戻りました。
夫とは明日8時に病院に来てもらうよう話し、夫は自宅に帰りました。
その後、私はすぐに「VATRE症候群」や「C型食道閉鎖」などの病名をスマホで調べました。
「心疾患が重症でない場合、生きられることが多い」ことを知り、
「桜空は生きられるんだ!」と本当に嬉しく、
「死」には直結している状態ではないのだろうと考え、少しほっとしました。
生後4時間 緊急手術になった桜空
うとうとし始めた夜中の2時半。
腹部膨満がひどくなり、朝まで待つことが難しい状態になったこと、
今から緊急手術をする準備をするとNICUから連絡が入りました。
産まれたばかりの我が子が手術…。
実際に手術決定となると、本当に胸が痛かったです。
夫に連絡すると、ちょうど自宅に着いたところでしたが
とんぼ返りする形で病院に戻ることになりました。
夫は3時前に病院に到着、小児外科医が同意書を持って説明に来てくれました。
手術室に直接向かうため、NICUがある階のエレベーター前に行けば
手術に行く前の桜空に逢うことができると言われ、エレベーター前で待機しました。
我が子が生後4時間で手術することになった 母の気持ち
きっと大丈夫、無事に手術が成功して桜空は帰ってきてくれる!
信じるしかない、信じたい。
帰ってきて、桜空。
画像は手術に行くエレベーター前で逢えたときに桜空です。
桜空が帰ってこない…
桜空を見送ったのは4時半でした。
予定の手術時間を過ぎても連絡はありません。
手術が成功するか、予定時間内も不安でしたが、
手術予定時間を過ぎたことで更に不安になりました。
桜空は大丈夫なのだろうか…
今、どのような状況なのだろう…
手術は進んでいるのだろうか…
想定外のことが起きているのだろうか…
連絡くれないだろうか…
連絡は全くなく、不安で夫や先輩助産師に気持ちを吐露し、
何とか精神を保つことで精一杯でした。
帰ってきてくれた桜空
8時頃に手術を担当してくださった小児外科医が訪室してくださりました。
「肛門形成術、胃ろう造設術はできたが、呼吸状態が安定せず、
人工呼吸器の設定をMAXの状態から下げることができず、手術室を出るのに時間がかかった」
という説明を聞きました。
結局、酸素濃度を下げることができずに酸素濃度MAXの状態で帰ってきた桜空。
「手術が成功して帰ってきた!」というすっきりした感じではなく、
すごく不安になり、桜空のことが更に心配になりました。
とにかく生きて帰ってきてくれたことには心から感謝でした。
頑張ってくれた…ありがとう
産まれてから4時間しか経っていない産まれたばかりの赤ちゃんである桜空が
手術を頑張って帰ってきてくれたこと
私はこの事実にただ感謝しました。
緊急手術となり、夜中に我が子のために手術をして下さった医師や看護師、関わって下さった方に
本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。