いじめられたあなたに伝えたい7つのこと|いじめを経験した助産師4児の母の言葉

生きていてくれてありがとう

あなたがいじめられ、この記事にたどり着いたならば
私はあなたに言いたいです。

よく生きてくれました!

なぜなら、学校、職場などの小さなコミュニティの中でいじめられることほど
強烈で生きずらく辛い時間はないからです。
毎日行くべき場所で集中して自分がいじめられることは、みじめで、自分が必要な人間でないと錯覚させられそうになるからです。

でもあなたは生きてくれていた

よかった…ありがとう。

一緒にこれからどうすると良いのか考えていきましょう。

これからの道は1つではありません。
選択肢はたくさんあります。

選択した道をまず進んでみて違っているかも?

そう思ったら、人生は変更可能です!

心配しないで、自分で選択した道をまず生きてみてください。

人生はいつだって修正が効きます。

まずは行動から。

行動しなければ、変化は生まれません。

まずは一歩、歩み出しましょう。

いじめをされたら

私のいじめられた経験から大切にしてほしい7つのことをお話しします。

必ず生きて

「なぜこんなことになってしまったのだろう、こんな人生いやだな」

そう思ったりしていませんか?私がそうでした。
ただ、同じような経験をした人間として、助産師という生命の誕生に携わる人間として伝えたいのです。

あなたが今生きられていることはとても幸運で奇跡なのです

まず、この世に生まれることができた奇跡。
この世には生まれることができなかった命が驚くほどたくさんあります。
生まれるまでにはたくさんの奇跡の連続が起こっています。
父母が出会った奇跡
子宮に受精卵がひっつくことができた奇跡
母のお腹で成長し、無事に生まれることができた奇跡
生まれてから今まで生きることができた奇跡
今まで誰かに育ててもらうことができた奇跡

奇跡の連続で起こる大きな幸運を手にして、
あなたは今、生きています。

「もうこんな人生、終わりにしたい」

人生の終わりはあなたが決めなくても大丈夫です。
人生には必ず終わりが来ます。
逆に人生終わりにしたくなくても終わりにしなければならないときがやってくるのです。
ですから、そんな大切なことを自分で決めるという大変なことをまずやめてしまいましょう。

どうせ、人生には終わりがある。ならば、生きてみよう…

こんな気持ちで十分です。

あなたはこれからなんだってできる、未来を自分で変えることができる幸運を持っています。

一緒に行動しましょう。自分の未来を自分で変えましょう。

私も一緒です

私もいじめを経験しました。
惨めで、虚しくて、悲しくて、悔しくて。

「私だけがなんでこんな目に」

あなただけではない。私も一緒です。

この世の中にはいじめを経験したたくさんの仲間、同士がいて、
私と同じようにあなたに生きてほしいと思っています。
私たちはあなたと同じ、一緒です。
一緒に生きよう、生きてほしい
そう思われている存在であることを忘れないでください。

他人の気持ちはコントロールできない

自分でない人間の気持ちはコントロールできません。
私も、できることならいじめた友達とすぐに和解し、
いじめの前のように一緒に楽しく話したり仲良く一緒にいたかったです。
しかし、それはもうできないことがわかりました。
私は自身の力で友達4人の気持ちを変えることができないとわかり、
自分の気持ちを切り替えるしかないと思いました。
どう切り替えたかというと、仕方ない…と諦めることです。
いつまでもその場に、その人にしがみつこうとするのではなく、
自分から諦め、去るのです。

他人の気持ちは自分の思うようにコントロールできません。
それは友人や恋人だけでなく、両親や我が子、きょうだいなど血が繋がっていても同じです。
両親やきょうだいは、血が繋がっていても「自分」ではない人間です。

他人に
「私をわかってほしい」
「言わなくても私のことをわかってくれているだろう」
と思うのではなく、
他人なのだから私のすべてを知らなくて知ることができなくて当然

と思い直した方が、気持ちもグッと楽になります。

「自分」を知り、「自分」を大切にできるのは「自分」しかいません。

「相手にわかってほしい」「相手に変わってほしい」
このように相手に求めることをやめ、
自分の気持ちを切り替えることで新しい一歩を踏み出しましょう。

逃げていい

無理に相手と戦わないでください。
相手が話をしたり、向き合うことで和解できるのであれば、
すでにこのような事態に至っていないのです。

「残念ながら事の終息が難しい」

そう感じたならば、まずその相手と戦う、向き合うことをやめて諦めましょう。
その場から逃げる、去るのです。

「逃げる」「去る」という言葉だけを聞くとマイナスなイメージがあるかもしれませんが
大切な自分を守るために必要な行動なのです。
なぜなら「逃げる」「去る」ことをしなければ、この先も事態は変わらず、
自分で自分を苦しめるだけだからです。
「変化」を起こすためには、自ら行動する以外に方法はありません。
今すぐ「逃げる」、今すぐ「去る」ことで、自らの環境を変えましょう。

あなたの存在に感謝

今つらいな…そう思って生きているその世界は
とってもちっぽけな世界です。
つらいときは、その世界がすべてであるように錯覚し、
その世界で上手く生きていけない自分を惨めに思ったりします。

外に出て、外に目を向けてみてください。

あなたが生きていてつらい世界は、あなたの今日までの1つの世界に過ぎない。
そこから出てみましょう。
あなたを必要としている人はたくさんいます。
あなたが外に出て、新たな世界で友達をつくったり、仕事をすれば、
「楽しい時間を一緒に過ごしてくれてありがとう」「助けてくれてありがとう」
あなたに感謝する人ができます。

今生きている世界を出て、新しい世界で生きてみてください。
感謝されることで、必要とされることで人間は輝けます。

あなたは感謝され、必要とされ輝くべき存在です

生きていてくれてありがとう

生きていれば、生きていさえすれば良いこともたくさんあるのです。
逆に言えば、生きていたら悪いことも起きます。
しかし、その悪いことがどうしてもつらい、うまく乗り越えられそうにない…
そう思えば逃げれば良い、諦めれば良いのです。
世の中には自分の力だけではどうしようもないことは山ほどあります。

自分1人で世界を変えられますか?
…難しいですね。

自分が世界を変えられないことで惨めに思いますか?
…思わないですよね。

いじめられ、惨めだ…
そう思っているのは自分の思い込みに過ぎないのです。
ただ、数人の人とうまく付き合うことができなくなった、ただそれだけなのです。
しかし、「惨め」であると思うことが思い込みと気が付かなければ
どんどん自分で自分の心を苦しめます。

誰からも愛されて誰からも大切にされて…

こんな人間はいそうでいないのです。
そう見える人がいますが、どこかでねたまれていたり…
全員から、世の中の人間みんなから愛される
それは不可能です。

自分の人生を「こんな人生…」と思わないでください。
なぜなら皆、そんな人生なのです。
皆、そんな人生を楽しく、おかしく、悲しく、怒ったりしながら生きています。
そんな人生を楽しんで生きるのか、悲しんで生きるのかは
「自分」次第なのです。

私もあなたも同じ人間。
私もたくさんのつらい経験をしました。
でも生きています。
なぜなら、
子ども3人とたくさん向き合い、将来内面からも自立した大人になってほしいから、
同じ経験をした人たちに寄り添いたいから、
先に旅立たせてしまった次男に恥じない人生を生きなければという思いがあるから。

生きていてくれてありがとう

一緒にこれからを生きましょう。

あなたは人の痛みがわかる人間

辛い思いをしたからこそ、あなたは人の痛みがわかるのです。
いじめられた経験は決して良いものではありません。
私自身、いじめにあった経験が良かったとは今も思えません。
あんなにつらく、生きた心地のしない日々は二度と御免です。

ただ、あの経験がなければ、いじめられた人の気持ちは一生わからなかったと思うのです。
人は寄り添おうと思っても、同じ人間ではないので寄り添って理解するにも限界というものがあります。
しかし、より近い経験をしていれば、より近い立場で寄り添うことができます。
あなたがつらい経験をしたことで、いじめられた人の心の痛みをより理解できる立場にあるのです。

人の痛みがわかる人間は他人にやさしくできます
つらい経験をした人間は、
他人に同じ思いをさせることはありません。
自身のやさしさの連鎖で生きやすいコミュニティを
自分自身で造ることができます。

新しい世界へ

これからはつらかった経験をバネに、自分を信じ、
自分がつくる生きやすいコミュニティの中で生きていきましょう。
あなたを理解してくれる人間はたくさんいます。

大丈夫、あなただけではない、私もそうでした。

今日より明日がより笑顔で生きられるように。
未来を明るくするために、今すぐ環境を変え、行動しましょう。

【死ね】机に書かれた文字|中学時代に経験したいじめ|助産師4児母
私が受けた中学時代のつらかったいじめの実体験の内容、その後の私の行動、いじめの経過を記しています。私の経験を残すことで、同じような立場にある方の心の支えになれればと思っています。
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