もうすぐ3歳のお誕生日|生きていたら…|大きな感謝と大きな愛

去年の2歳のお誕生日

次男、桜空(さく)は2月28日で3歳になります。

去年の2歳のお誕生日は大学病院で入院中でした。
今でも鮮明に思い出されます。
4ヵ月間もずっと病室の中で過ごした桜空。
病室を出るときは検査のときだけ…
お誕生日は日曜日だったため、翌日に担当医、看護師さんのご協力あって、隣のプレイルームに初めて遊びに行くことができました。
人工呼吸器、吸引器、持続注入ポンプ、ハンディモニター、排液バックなど、たくさんの機器を持って移動しました。

4ヵ月ぶりに病室の外へ

キョトン顔で周りを見渡し、いつもの病室でないため不安なのか私に「う~!」と言って
抱っこのポーズ…


しかし、きょろきょろと周りを見て自分からハイハイで動き出し、プレイルームを探索♪
壁に描かれた絵の生き物を指さしていました。


慣れない場所で不安な顔を見せたり、ちょっと慣れると広々とハイハイできることが嬉しくてにこっと笑ったり…脇を支えてもらって歩いたり…

来年の3歳のお誕生日は必ず家族みんな一緒に

今年は病院できょうだいにも会えず、家族みんなでお祝いできなくてごめんね。
来年は絶対にお家で家族6人みんな揃ってお祝いできるからね。

そう強く思っていましたが、願いは叶いませんでした。
まさか、良くなるために、元気になるために転院したこども病院で手術後にお空に逝ってしまうなんて思ってもいなかったです。

まったく消えない後悔

こども病院に行かなければよかった…
手術を選択しなければよかった…
あぁ…何でこんなことになってしまったんだろう…
今まで桜空は何のために頑張ってきたのだろう…
何のために桜空に何回も手術を頑張らせたんだろう…
何のためにこんなに長い期間、病院で頑張らせてしまったのだろう…
私が一生懸命在宅で看護できたのは可愛い桜空のためだったのに…
こんなに頑張った桜空には明るい未来が待っている、そう信じていたのに…

桜空はどんな3歳の男の子に成長していただろう

とても賢い子でした。
「自分の喉についている人工呼吸器を外すとアラームが鳴り、誰か来る」
2歳でしっかりこのことをわかっていた桜空は、寂しくなったり遊んでほしいと気管切開し、言葉で話せない代わりに、人工呼吸器を外すことで私たちを呼んでいました。
自分でよくわかっている子でした。

とても穏やかで笑顔が似合う、女の子と勘違いされるくらい可愛い男の子でした。
色白で肌がつるつるの桜空。

3歳はどんな顔をしていたかな?男の子らしいお顔になっていたのかな?
賢さが増して、たくさんいたずらをして私は怒ったりしていたのかな?
1人で立てるようになっていたかな?
お口から食べられるようになっていたかな?何が好きかな?お菓子かな?
見たかったな、桜空の3歳の姿…
逢いたいな、桜空に…
「3歳おめでとう!!たくさんたくさん頑張ったね!」って抱きしめたい。

桜空への大きな感謝と大きな愛

どんな3歳のお兄さんになっていただろうか。去年の2歳のお誕生日や旅立った日を回想し、涙し、亡き次男に今日も大きな感謝と大きな愛を抱いています。
桜空、産まれてきてくれてありがとう。ずっと愛してるよ。

    

今日も1分1秒を無駄にしない

昨日も感謝して1日過ごしました。
今日も生きられることに感謝しています。
明日が来ることも当たり前ではない。
全部桜空が教えてくれたね。桜空ありがとう。
桜空に関わってくださった方、私や家族に関わってくださるすべての方に今日も感謝しています。

子どもが旅立ち9か月|子どもを亡くした母が今想うこと|逢いたい
次男、桜空が旅立ち9ヶ月が経ちます。今の私の想いを綴っています。
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