自分36歳の誕生日
祝ってほしいなど、１ミリも思いません。
欲しい物はありません。
白髪が出てきました…しかし、何も悲しくはありません。
「年をとったな…36歳だもんね…」と思ったくらいです。
自分が老いた分だけ、子どもがどんどん育ってくれていて有難いと感じます。
老いることは幸せなことで、老いを喜んで受け入れています。
健康に年をとれることに感謝しかありません。
愛がいっぱいのプレゼント
長女と長男は私の誕生日前日からせっせと折り紙でプレゼントを作ってくれていました。
誕生日当日の朝は「ママ、お誕生日おめでとう！！」と子どもたちの元気な声で一日が始まり、最高のスタートでした！
こんなに幸せな日はないですよね。
プレゼントは折り紙で作った可愛いシナモンロール、キティちゃん、ユニコーン、クロミちゃん、ポムポムプリンとお手紙♪
お手紙は折り紙に書いてくれていました。
便箋あるんです。でも、私に「便箋はどこ？」と聞いてしまうと私に手紙を書いていることが知られてしまうため、内緒にしたい思いで折り紙に書いたそうです。
その気持ちがとても嬉しかったです。
形にこだわる必要なんてない、大事なのは気持ち。
大きな愛をいつもいつもくれる子どもたち。
母はそれが一番幸せ。
これから、大人になってお金を持つようになっても忘れないでほしいと思っています。
大事なのは形じゃない、気持ち。
私は何のプレゼントもいらない、誕生日の日に電話して元気な声を聞かせてくれたら、それが一番嬉しいです。
贅沢を言えば、後日で良い、元気な顔も見せてくれたら母は最高に幸せです。
家族に自分から連絡
父、妹からはLINEで連絡がありました。
母、弟には自分から連絡しました。
自分から連絡した理由は「おめでとう」と言ってほしいという催促ではないのです。
「産んでくれて育ててくれてありがとう」「いつも私のことを心配してくれて大切に想ってくれてありがとう」と伝えました。
私の家族は本音で言い合える存在です。
「それはおかしいよ」「それはすごいね！」
肯定も指摘もし合う存在です。
相手のことが大切であるからこそ否定も肯定も両方します。
いつもわたしを想ってくれる家族には感謝しかありません。
皆さんも誕生日という機会を使って家族や大切な方に想いを伝えてみて下さい。
せっかく足があります、口かあります、手があります、スマホがあります。
逢いに行く、電話で伝える、恥ずかしかったら手紙やLINEで良いと思います。
是非、想いを伝えてみて下さい。
桜空への想い
私は36年も生きて、我が子にはたった２年しか生かせてあげられなかったのかと思うと、なんとも言えない気持ちになります。
あなたは２年という月日で、この世で何を見て何を感じることができただろうか。
私はあなたがいた２年で知らなかった世界を知り、願いながら奮闘した。…が願いは叶わなかった。
あなたは何を思って逝ったのだろうか。
母である私が36年も元気に生きて、可愛い頑張りやさんのあなたが２年しか生きれなかった意味は何なのだろうか。
運命とは何だろう…
どこで運命は決まったのだろう…
あなたの36歳の誕生日は私は58歳。
見たかった、あなたの36歳の姿。
逢いたかった、36歳のあなたに。
どんな仕事をしていただろうか…頭の良かった子だからIT系だろうか、医者になっていただろうか。
結婚していたかもしれないね、子どもができていたかもしれないね。
あなたの未来を奪ってしまって申し訳ない。
ごめんね、桜空。
お母さんもこんなはずではなかった。
生まれ変わったら見せてほしい、あなたの36歳の姿を。
来世で絶対に健康な身体で産むからね。
自分の身と交換してだって、あなたを元気に産むから。
36歳になりました。これまで関わってくださった方、今関わってくださっている方に心から感謝しています。
人生を無駄にせず、桜空に恥じない人生を「一日一生」生きていきます。
