【子どもの金銭感覚】大切にしている7つのこと|助産師4児母の子育て

私が大切にしている7つのこと

私が子どもの金銭感覚のために大切にしていることは7つのことです。

  1. お金はパパが働くことで頂いた大切なもの
  2. 「物」を与えるのは大切な日だけ
  3. 子どもに頂いたお金の一部を自己管理させる
  4. 1円でもお金の貸し借りはしない
  5. 「お金を使うこと=幸せ」ではない
  6. お金に執着しすぎないこと
  7. 人、お金、物、すべてに感謝すること

お金はパパが働くことで頂いた大切なもの

お金は労働によって生まれます。

「働く」ということをしないともらえないものなんだよ

と子どもに教えています。

「1円であっても、それはパパが一生懸命お仕事をして頂いたお給料の一部、大切なお金」

その考えで日々過ごしています。

「今日ハンバーグ?やったー!」
「いちご、食べたかったんだー!おいしいー!」
子どもたちのこんな声に、私は

「パパがお仕事してくれてお金をもらってきてくれるから食べられるんだよ、パパが帰ってきたら”ありがとう”って言ってね」

と言います。
ちょっと恩着せがましいかな…と自分でも思うのですが、
子どもが小学生であっても、
目の前に温かい料理が並ぶこと、
食べたいものが食べられることは
「当たり前」だと思ってほしくないから
です。

子どもは主人が帰ってくると真っ先に

「今日お菓子買ったよ、ありがとうパパ!」
「パパ、今日いちご食べたよ!ありがとう!また食べたい!」

と言います。

主人も子どもからの「ありがとう」の言葉が働く意欲に繋がっているのではないかと感じます。

「物」を与えるのは大切な日だけ

まず、子どもに何でも欲しい物を買ってあげられるだけの財力が我が家にはないのが大きな理由です。

しかし、そのような財力があったとしても、
私は子どもに何でも買い与えません。

なぜなら、常に欲しい物が手に入り、
「物」で心を満たす習慣を付けてほしくないから、

言い換えれば
「物でしか」心を満たせなくなってしまうのを防ぐためです。

基本的に「物」を手に入れるためには「お金」が必要です。

働いてお金を稼ぐことができない子どもが何でも欲しい物を手に入れられる経験は
あまり良いものではないと考えます。

「働かざる者、食うべからず」

そもそも、働かない者は食べる資格もないのです。
しかし、「子ども」という育ててもらう立場であるからこそ
食事の準備や身の回りの世話をしてもらえるのです。

「子ども」の立場であるにも関わらず、

「欲しい物が手に入らない」=「自分はかわいそうだ」

子どもの頃から、このように認識し
この考えのまま大人になれば、自分を惨めに思い続ける虚しい人生になるでしょう。

「欲しい物」を手に入れても、また次に「欲しい物」が出てきます。

キリがないのです。

「欲しい物」を手に入れても、上には上があるのです、いるのです。
もっと高価な、もっと綺麗なものが欲しい!!

物欲は本当にキリがないのです。

欲を自分で制止する力、自制心が大切になると思います。

「欲しい物は必ず手に入るわけではない」
「それは本当に必要なのか、よく考える」

常にこの考えを念頭に置いてほしいと思っています。

ただ、全く与えられないというのも、
社会人になってから物欲が爆発し逆効果かもしれないと感じるため、
程よく物を与えることが必要だと思っています。

我が家では物を与えるのは大切な日と決めています。

お菓子を買ったり、コインゲームをするなどは日頃していますが
おもちゃやゲームなど、大きな買い物は基本誕生日まで待ってもらいます。

「〇〇欲しい!買って、買って!!」
よく子どもに言われますが
「欲しい物は誕生日まで待とう。そうするか、サンタさんにお願いしよう」
と決まって言っています。

そうすると、子どもは誕生日やクリスマスまでに
本当にそのおもちゃが欲しいのか、他のおもちゃにした方がいいのかと
自問自答し、よく考えています。

欲しい! → すぐ手に入った! → すぐにいらなくなった…別の物にすればよかった…
そうならないように
本当に必要かを考える訓練を子どものうちから経験させ、考える習慣
身に付けてほしいと思っています。

ずっと欲しかった!やっと手に入った!

同じ物であっても、
すぐに難なく手に入った物の価値と満足感、
ずっと欲しくて悩みに悩んで、待ちに待ってやっと手に入った物の価値と満足感
手に入れる人によって違うと思います。

どんどん欲しい物を手に入れられる幸せより
やっと手に入った物を大切にして感じる幸せを子どもに知ってほしいと思っています。

子どもに頂いたお金の一部を自己管理させる

子どもにお年玉の一部を渡し、自己管理させています。

子どもは渡されたお年玉の一部を嬉しそうに眺め、
「何を買おうかな~」
「〇〇は何円あれば買える?」
「〇〇買ったら〇〇円しか残らないのか~、やめよう!」
と様々なことを妄想して話しています。

手元のお金はいくらなのか、
〇〇円のものを買ったならば、お金はいくら残るのか
今欲しい物は自分のお金が減ってしまっても欲しい物なのか

自分の身の丈に合った金銭感覚で、
自分が使えるお金の余力で、
幸せなお金の使い方を学んでいく練習

大人になってから…ではなく、
子どものうちからこのことを学んでいくことは大切だと思います。

また、お金を自己管理させることでお金の計算をするようになり
算数の学習にもなるためとてもおすすめです。

1円でもお金の貸し借りはしない

自分で稼ぐようになった大人が
多少金額の貸し借りを自己責任ですることは問題ないかと思います。

しかし、子どもが誰かから頂いた、あるいは親のお金で
友達とお金の貸し借りをすることは1円であってもいけない、と教えています。

「それはあなたのために〇〇さんがくれた大切なお金だよ」
「だから誰かにあげることは絶対にしてはいけない」
と伝えています。

「お金を使うこと=幸せ」ではない

お金を使うことで生まれる幸せもあるよね
でもお金を使わなくてもあなたにはたくさんの幸せがあるよね

子どもに感じてほしい私の気持ちです。

自分にあるもの「家族」「住む場所」「学校・幼稚園に行けること」「温かい食事」「今あるおもちゃやゲーム」など…

今、自分にあるものに価値を見出し、
感謝できる、幸せを感じられる人間であってほしいと思っています。

お金に執着しすぎないこと

お金が欲しい、お金を貯めないと、と貪欲になり
お金!お金!にならないこと

お金はたくさんあって困るものではありません。
むしろ、たくさんあった方が良いと思うのですが
お金に執着しすぎるあまりに、
今ある幸せに気付けなかったり、自分を大切にできなくなっては本末転倒です。

お金に人生を左右される人間ではなく、
お金を人生を豊かにする1つの道具として
上手にお金を使える人間

子どもにそうなってほしいと思っています。

人、お金、物、すべてに感謝すること

お金をたくさん持っている人はすごく偉い人で、
買う側、お金を出す側が偉い

子どもはそう思いがちです。

お金をたくさん持っている人が偉い人かもしれませんが
逆のお金を持っていなかったら偉くないのか、
これは違います。

買う側、お金を出す側が偉い、
これも違うと思います。

例えば、目の前に出された料理を食べるとき、何に感謝するか

この料理に出された食材も生きていました。
生命ある動物や野菜があり、
動物や野菜を育てる人がいて、
食材を作る人がいて、
売る人がいて、
パパのお給料を使って買い、
私が料理し、
やっと目の前に来たのです。

目に見えるものに「感謝」
目に見えないものにも「感謝」

何事も「当たり前」などはない
何事にも感謝できる人間でいてほしいです

すべては子どもの幸せのために

子どもへの金銭感覚の教育に正解はないと思います。

子どもにより良い金銭感覚を身に付けた大人になってほしい

親なら誰しも思います。

将来お金に困らないように
お金に人生を狂わされないように
上手なお金の使い方ができるように
すべては子どもの幸せのために…
これからも試行錯誤しながら、
成人するまで子どもと一緒にお金の使い方、付き合い方を考えていきたいと思います。
最後に…
労働以外にも株、つみたてNISAなどでお金にお金を生んでもらうという方法もあります。しかし、私がその件に詳しくないことや子どもが小学2年であることから、もう少し大きくなってから理解している範囲で子どもに話そうと思います。
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