娘の音楽発表会
娘の学校では音楽発表会があります。
楽器演奏もあり、希望の楽器があれば立候補し、特に希望がなければ鍵盤ハーモニカを演奏することになります。
木琴に立候補した娘
娘は音楽会の演奏で木琴に立候補しました。
しかし、希望人数が多かったため、演奏のテストをして木琴の演奏者を決めることになりました。
「できるかな~、私覚えるの苦手だから上手く演奏できないかもしれない」と言いながら
毎日楽譜を覚えること、演奏練習を頑張っていました。
演奏テスト当日、学校から帰ってきた娘は
「途中で忘れてしまって手が止まってしまった…木琴は無理かもしれない…」
と言っていたので、今日まで練習を頑張ったことを褒め、結果を待とうと話しました。
結果は不合格
娘が学校から帰ってきて何か言いたそうにしていたのがわかりました。
嬉しいことがあったときは帰ってくるなり真っ先に手も洗わず
「ママ聞いて!」
と来るため、今回はあまり言いたくない話…きっと木琴の演奏テストの結果だと思いました。
「木琴のテストの結果出たの?」と聞くと
「うん、だめだった…」
と笑いながら言っていましたが、娘の表情はショックを隠しきれていませんでした。
親の期待に答えなくて良い
娘は数ヵ月前の運動会でリレーの選手に選ばれていました。
私と主人は「すごいね!選手に選ばれるなんてすごい!」と喜び、褒めていました。
もしかしたら、今回は木琴に選ばれることができず、私たち両親を喜ばせることができないと感じているのかもしれないと思いました。
完璧な人間なんていない
娘に「何でもできる人はいないんだよ。頑張って木琴やってみようと思って立候補したことすごいよ!練習いっぱいしたもんね。ママはあなたが頑張ったの知ってるからね。今回は残念な気持ちが強いかもしれないけれど鍵盤ハーモニカを一生懸命頑張ろう!」と声を掛けました。
娘は「うん、○○ちゃんも鍵盤ハーモニカ♪鍵盤ハーモニカも好きだから、頑張る♪」
と、予想以上に笑顔でケロっとしていました。
結果までの過程の苦労を共感
木琴のテストの日、娘に「よく頑張ったね。緊張して心臓がバックバクしなかった??」
というと娘は
「そう!それ!もうね、心臓が痛くなるんよ!手に汗かくから大変だった!!」と言っていました。
「ママもそうだったからわかる!テストって緊張するよね!よく頑張ったね!」と共感し、労いました。
努力することが素晴らしい、カッコイイ!
我が子にはこの気持ちを伝えています。
初めから「きっとダメ…」と諦めるのではなく、
「やってみよう!」「やってみたい!」という意欲は人生でとても大切だと思うからです。
納得できるまで努力した過程が大事!
結果選ばれなくても納得できるくらい努力したのであれば、それがベストの結果だと思います。
「よく頑張った!」まずは一生懸命努力した自分を褒めて、また自分がしたいと思うことにはチャレンジできるよう、気持ちを切り替えていく必要があります。
今回の結果で、もう努力しない、やってみようという気持ちを持たなくなるのではなく、
諦めず、努力することを惜しまず、目標に向かって取り組む、それが大事であると思います。
親は子どもが何でもできることが嬉しいのではなく、目標に向かって一生懸命になれることが素晴らしい、一生懸命になっている姿を見て嬉しく思うのだということを伝えることも大切です。
他人のためではなく、自分のための努力
できなかったことを人のせいにしたり他人を妬んだりすることは、まず自分のためになりません。
親のために他人のために頑張るのではない、自分のため一生懸命取り組んだことは自分の大きな糧になる、経験として大きな価値があることを知ることは重要です。
自分の持ち場で実力を十分に発揮する
また、受かった人、できた人を称賛する心を持ち、与えられた場所で自分の力を発揮できるよう頑張ることも大切なことです。
鍵盤ハーモニカを演奏する娘はとても表現力に溢れていて、目立つほどでした。
演奏しながら左右に揺れ、鍵盤を持つ腕はしっかり上がっており、身体全体で大きく表現しながら演奏することができていました。
与えられた場所で一生懸命に頑張る娘の姿は、我が子ながらに感心しました。
変化のない人生は楽しくない
人生は平坦では面白くないと思うのです。
つらい、悲しい…そういう時があるからこそ、嬉しい、楽しいという感情が生まれる、
凸凹があるから良いのだと思います。
チャレンジ精神を大切にできる人生に
努力した結果、受からなかったことであなたの評価が下がるわけではない、むしろ努力する姿を見て評価してくれている人もいるでしょう。
やってみないことには変化を起こせない 動くことには大きな意味があると思います。
人生にチャレンジ精神は必須です。
一度しかない人生です。結果ばかりを気にするのではなく思いっきり楽しみましょう。