6歳になった息子が嘘をつく
6歳になった息子は嘘をつくようになりました。
息子「今日ね(通学園で妹と)一緒に遊んだんよ!一緒に滑り台して、先生が写真を撮ってくれた!
私「え?!そうなの?兄妹一緒に遊んだの?可愛いな~♪その写真、見たいな~♪」
息子「…ねぇママ、明日先生にそのこと言う?写真見せてって言う?」
私「??? 昨日、2人で滑り台したって聞きましたって先生に言ってみようかな~♪」
息子「絶対言わんとって!」
私「え?嘘なの?」
息子「いや~、嘘じゃないけど~、先生には言わんとってほしい」
……嘘なんかい!!
オオカミ少年の息子
もはや、言っていることが本当なのか、嘘なのか…
母である私にも検討が付かない状態です。
今の息子は、完全にオオカミ少年。
なぜ急に嘘をつくようになったのでしょうか…
6歳の意味のない嘘
6歳息子の嘘は、意味のない嘘ばかり。
というのも、子どもの嘘なので、母親に良く見られたい、褒められたいという嘘であったり、それは嘘だよねとわかる虚言であるなら理解できるのです。
しかし、息子の嘘はリアルにありそうなことばかりで嘘なのか、本当なのかがわからない。
しかも、その嘘は母である私に良く見られたい、褒められたいという嘘でもない…
何のために息子が嘘をついているのかが理解できないのです。
なぜ息子は嘘をつくのか
息子に聞いてみました。
私「怒ってないからね。ちょっと教えてくれない?妹と遊んでないの?滑り台はしてないの?」
息子「泣いてるから抱っこはしたけど、滑り台は~…してない」
私「何でうそつくの?」 ※私の顔は怒っていません
息子「ママ、ごめんなさい」
私「怒ってないよ、でも何でなのかな~って思って」
息子「(妹と)一緒に滑り台したいな~と思って、滑り台はしてないんやけどね」
私「そっか、妹と滑り台がしたかったんやね」
嘘は子どもの願望
息子との会話から、息子の嘘は「願望」が混じっているように思いました。
嘘の内容は重要ことではない
どの嘘も、内容は重要でないことばかり。
母の私からすると、嘘でも本当でもどちらでも構わないことなのです。
嘘をつくことも脳を使う
嘘をつくことは真実ではないことであるため、想像して考えなければいけません。
嘘をつくことは脳を使い、簡単なことではないのです。
真実をそのまま話すことの方がよほど楽であるのに、なぜわざわざ面倒な嘘をつくのでしょうか。
嘘は子どもの内面・心の成長
息子の心は「理想・願望」と「現実」の間をさまよっているように思います。
「自分はこうしたかった」でも「現実はこうだった」
現実を単に話すのではなく、したかったことを話したい欲に負けているのだろう、と感じました。
その欲が現実から全くかけ離れたものでもなく、傍からみるとどちらでもあり得うることのため、嘘か本当なのか区別がつきにくいです。
6歳は欲を自己の中でコントロールして、欲を我慢し、相手に真実を伝えるという心のトレーニング中なのかもしれません。
子どもの内面・心の成長の過渡期だと感じます。
嘘つき息子を見守る
他にもたくさん嘘をつく息子。
嘘とわかっていないだけで、もっと嘘をついているかもしれません。
命に関わることや重要な事柄で嘘をつくことは絶対にしてはいけません。
しかし、今息子がついている嘘の程度であれば、様子をみていこうと思います。
息子の内面・心の成長過程を見守っていきます。