大学病院で羊水検査を勧められる
大学病院に転院しました。
病院によって、医師によって方針は違うことが多いです。
転院前の病院では私は「羊水検査をした方が良いのだろう」という考えでした。
しかし、担当医に羊水検査について質問し、医師の言葉を聞いて主人とも話し合い、「羊水検査はしない方向でいこう」と決めました。
今回、大学病院に転院し、大学病院では羊水検査を勧める方針であることを知りました。
担当医から「羊水検査をしない考えである理由」「転院前の病院で羊水検査をしなかった理由」を聞かれました。
羊水検査はしない
担当医より「今でも羊水検査はできる」「羊水検査を行い、染色体異常が判明した際に小児科医の治療方針も明確にしやすい」とのお話でした。
私は一瞬戸惑いながらも、転院先の大学病院でも羊水検査は受けませんでした。
やはり小さい赤ちゃん…
31週3日で桜空の推定体重は1250gでした。
31週0日の-1.5SD体重は1332g、-2.0SD体重は1231g。
31週3日で1250gですので、-2.0SDを少し下回った推定体重になります。
桜空はやはり小さく、今までは胎児発育曲線の下線ギリギリで成長していた状態でしたが、今回は胎児発育曲線を外れてしまいました。
できる限り入院は避けたい…
子供がお腹の子、1人であれば入院でも何でもするのです。
しかし、上に2人の子供がいます。
主人は出張が多く、頼りたくても「仕事も大事だ」と。
できる限り入院は回避し、外来受診で経過を診てもらうことができれば…と思っていました。
入院決定
妊娠管理、胎児精査のために入院になりました。
担当医から「退院は未定、出産まで入院の可能性もある」と告げられました。
37週の正期産まで、まだ1ヶ月もあります…
「できる限り外来通院で診て頂きたい」との意思を伝えましたが、担当医からは「すでに入院をしていなければいけない状態」とのお話でした。
涙ながらに主人に連絡。
保育園に事情を説明し、長男は保育園の一時保育でできるかぎり預かっていただき、長女は幼稚園の延長保育を活用し、夕方以降は祖父母にお願いをすることにしました。
2度目の胎児精査のメリット
大学病院の小児科医にも胎児精査をしていただくことで、セカンドオピニオンをした状態になるため、より桜空について詳しく知ることができ、出産後に万全の体制で桜空を診て頂くことができます。
2度目の胎児精査を受けることはメリットしかありません。
入院を継続するメリット
上2人のことは心配ですが、入院することで桜空の体重が増えるならば喜んで入院します。
入院することのメリットがあるならば有難く入院するのです。
しかし、入院することのメリットがない、と感じました。
今の段階で切迫早産もなく、お腹の張りもありません。
赤ちゃんが元気かどうか確認するNSTも、胎児心音聴取できるドップラーを購入し持っていたため確認できます。
助産師であるため多少の知識はあります。
担当医や担当助産師さんには早めの退院を希望している旨を伝えました。
小児科医精査の翌日退院
いつまで入院となるかわからなかった入院は、拍子抜けの「一泊」で終わることになりました。
入院翌日にあった教授回診で、羊水検査の希望がなければ入院の必要性はないとの判断で退院許可が出ました。
退院し、上2人の子供たちと一緒に過ごせること、家事・育児ができ母親としての役割が遂行できることの幸せを噛みしめました。
県立病院での胎児精査の入院費用は、14時入院、翌日11時退院の一泊入院で26830円
大学病院での胎児精査の入院費用は、9時入院、翌日16時退院の一泊入院で28310円でした。
私ができることを全力でする
そして、桜空に感謝しました。
しっかりと二つの総合病院で胎児精査を受けており、あとは桜空と頑張って出産を乗り切る!
あとは胎動に注意して、3人目のため切迫早産にならないようにできる限り休憩を入れながら過ごす、これだけです。
せめて丈夫な肺はつくりたい…
たくさんの病気を持ってお腹の中で生きている桜空…1ヶ月すれば正期産に入ります。
「せめてしっかりとした丈夫な肺をつくってあげたい…」そう思いました。
少しでもお腹で桜空を大きくして、少しでもお腹にいることで桜空の臓器を成熟させて…
生後すぐに手術が必要になる可能性が高い、と言われている桜空…
「桜空が手術に耐えられる身体をつくりたい」と思いました。