「子どもの自立」のために大切なこと
私は子どもたちにどうなってほしいか…
親目線で考えてみると
これに他なりません。
そのために親である私がするべきと考えていることは以下の6つです。
子どもを金銭的に自立させる
私は子どもが社会人になった後は子どもの生活費を援助しないと決めています。
私の親もそうであったため、そう思うのかもしれません。
自身が仕事をしていて安定した収入があったり、退職金があったり、いままでの貯蓄があったり…
親は余裕があると子どもに援助したくなることが多いと思います。
しかし、私は今から「金銭的援助はしない」と決めています。
その理由は
今余裕があっても、この先どうなるかわからないから
今余裕があっても子どもを一生援助できるようなお金でないなら最初から援助しない方が良いから
援助した分だけ、援助できなくなったときに子どもを困らせることに繋がるから です。
結局、子どものためにならないからです。
子どものためにならないどころか、子どもを苦しめることになりかねません。
今までより良くなるのではなく悪くなるため、今以上に働かなければならなくなったり、
生活水準を落とさなければならなくなります。
人間は楽になることにはすぐに順応できても、大変になることに順応するためには時間がかかり、苦労します。
今までの援助が大きければ大きかった分だけ、子どもが苦労することに繋がってしまいます。
子どものためにも永遠にできない援助は早めにやめ、子どもが自力でできる身の丈に合った生活をさせましょう。
可愛い我が子だからこそ送り出す
可愛い我が子だからこそ、若いうちに社会に出し、苦労をさせ経験させ、自身の力で人生を安定させていくことができるようにする必要があります。
近くにおいておくと、何事も気になり先回りして親が手を出してしまったり、口を出したくなるものです。
それでは子どもはいつまで経っても強くなれません。一人で生きていく力が身に付きません。
親がいつまでも子どもを守らない、見守る体制に変えることが大切です。
親の心配など不要と言われるくらい立派に独り立ちできるように、子どもを信じて社会に送り出しましょう。
親の幸せ、子の幸せ
お互いが幸せに生きるためには、別で暮らすことが一番だと思っています。
一緒にいると互いに干渉しがちになり、関係が怠惰になり、互いに感謝できる状態になくなってしまいます。
一定の距離感を保ちながら、互いに幸せに感謝して生きることが大切です。
もう少し傍にいてほしい、まだ外に出すのは早い…と
子どもの ”心の自立” を子どもの自立を喜ぶべき立場の親が妨げることがないようにしましょう。
未成年の今、たっぶりと心を甘えさせる
子どももいつまでも一緒にいません。
自立して家を出たり、家庭を持ったり、ゆっくりと一緒にいる時間があるのは今だけです。
20歳くらいまでに手をかける子育てを終了し、それ以降は見守る子育てになります。
今、しっかりと生きるすべを伝えながら一緒の時間を過ごすことが大事だと思っています。
そして、今たっぷり甘えさせておくことが大切だと思います。
「甘えさせる」ということはたくさん物を買い与えたり、子どもの願いを何でも叶えるということではなく、心を甘えさせるということです。
こうすることで「私(親)はいつだってあなたの一番の理解者だ」ということを子どもに感じてもらい、子どもが自信を持てるようにすることが大切だと思います。
未成年の今、たっぷりと反抗させる
たくさん心を甘えさせ、わがままも言わせましょう。
甘えられる、わがままが言える環境があることは大事です。
ただ、そのわがままはすべて叶える必要はないと思っています。
子どもはわがままを言って親の反応を確かめているという点もあります。
叶えられないわがままはしっかりと話を聞くことをした上で叶えられないことを説明しましょう。
たくさん反抗もさせましょう。
反抗は心が正常に成長している証です。
自立の第一歩を踏み出せている子どもの反抗を温かく見守っていきましょう。
スキンシップはずっと大切に
我が家では子どもにハグをすることは当たり前です。
子どもが中学生になると難しくなるかと思いますが、肩や頭をぽんと触れて「今日もがんばれ!」と背中を押すようなスキンシップはこれからもずっと大事にしていきたいと思っています。
スキンシップには心を安定させる効果があると思っています。
スキンシップを上手に使って、子どもと心を通わしていきましょう。
子どもは自分の分身でも自分のものでもありません。
子どもが幸せな人生を自分の足で歩んでいけるように関わっていきましょう。