子どもに見せてはいけない親の言動|子は親のようにしか育たない

衣住食だけでは不十分な子育て

子どもの身体は食事を与えていれば大きくなり、見た目は成長します。
住む場所と着る物と食事を準備することだけが子育てではありません。
可愛がりたいときだけ可愛がり、連れたいときだけ連れて出かける…
それでは子どもの心が育ちません

見せてはいけない親の言動

親がしていること、子どもはよく見ています。
子どもはとても頭が良いのです。
見ていないようで見ていて、考えていないようで考えています。
そんな賢い子どもには見せてはいけないことがあると思っています。
「見せてはいけない」言い換えれば「そんなことをする親でなければ問題ない」ということです。
親がしてはいけないことは以下の9つです。

言い訳する

親が言い訳している姿を見たら、子どもも言い訳して良いのだと思うでしょう。
謝るときには謝る、認めるときには認める、その上で意見がある場合は落ち着いて意見を伝えることが大切です。

他人のせいにする

何でも他人のせいにしていると、自分を美化することに一生懸命になり、謝ることは恥ずかしいことだと子どもが認識するかもしれません。
完璧な人間などいない、認めて謝罪することは恥じることでなく、認めて次回から正す、それが良いのだと教える必要があります。

無視する

「無視」は絶対に良くないです。
自分の経験上、これ以上悲しいことはないからです。
自分の子どもが無視されて良いですか?
自分や子どもがされて嫌なことはやめましょう。自分がしたことは必ず自分に返ってきます。
後悔してもしてしまったことは取り返しがつきません。
上辺だけの笑顔で十分です。無視はせずにやり過ごしましょう。
相手が察する力があれば、その後は自然とあなたとの距離を持ってくれます。
人間です、「この人とは合わないな…」そう思うことが悪いことなのではなく、コミュニケーションを突然中断することがいけないのです。
子どもが上手に人間関係を築いていけるようにするためには、相手を傷つけない方法を見本となって親が伝えましょう。
「上辺だけ…」それも立派なコミュニケーション能力なのです。

自分のことを棚に上げる

人のことばかり指摘している場合、自分はどうでしょうか?
思うことは自由です。
しかし発する言葉には責任を持ちましょう
発したからには自分はできていないといけません。
自分は良いけれど他人はだめ…では子どもに示しがつきません。

悪口を言う

これもまた、思うことは自由です。
しかし発する言葉には責任を持たなければなりません。
私は悪口は発っさないことが一番だと思います。
なぜなら人間はみな良いところも悪いところも兼ね備えているためです。
人間みな欠点があるのです。
本人に聞かれたのであれば言っても良いかもしれませんが、聞かれてもいないのに欠点をわざわざ言う必要はありません。
相手を傷つけるだけです。

また、もし悪口を言われてもできる限り気にしないメンタルを持ちましょう。
これは訓練で身に付くと思っています。

「自分は見られていると思うほど、実は見られていないし気にされてもいない」
「人間みな欠点がある。合う、合わないがあるから仕方がない…」

これを知ることができれば、気にする必要はないのです。

嘘をつく

なんでも美談にしたり、自分は悪くないとアピールする、嘘をつくのではなく、正直に語れる、子どもからも周囲からも信用される人間、親になりましょう

物を必要以上に買う

必要以上の物を親が得ている場合、物で心を満たすのだと子どもは見て学ぶかもしれません。
言い換えれば、物が得られなければ心が満たされない状態になってしまうおそれがあります。
お金があったとしても、必要なものを厳選して得る、物を得るから幸せなのではなく「幸せになるために時に物を買う」と教えることが大切です。

家族への言葉遣いが悪い

他人には礼儀正しくできていても、親しい間柄では言葉遣いが悪かったり、暴言を吐いていると子どもも言葉遣いが悪く、暴言を吐くようになるでしょう。
子どもが言葉遣いが悪かったり、暴言を吐けば、親は注意するでしょう。
しかし、親が全く同じことをしていれば注意する資格はなく、説得力もないのです。

一貫性のない言動

自分は良いけれど自分以外はだめ
大人は良いけれど子どもはだめ
そんな一貫性のない理不尽なことを親がしないこと、言わないことです。
親が一貫性のない言動があるならば、子どももほぼ100%一貫性のない言動のある人間になるでしょう。
親が一貫性のない人間では子どもにとって信じられる人間がいなくなってしまい、人間不信な子どもになってしまうかもしれません。

子どもは親を見て育つ

時に反面教師で、「親のようにはなりたくない」と育つ子どもがいますが極わずかだと思います。
ほとんどの子どもたちは親を見て育ち、親のようにしか育ちません。

親を見れば子がわかる、子を見れば親がわかる

この言葉通りだと思います。
完璧な人間はいません。
しかし、子どもにより幸せな人生を送ってもらうためにも、親自身の行動も客観的に見て直す必要があります。

子どもに見せるべき親の言動|親の背中を見て子は育つ|親は子の鏡
衣食住だけでは不十分なのが子育てです。子どもは親の背中を見て育ちます。子どもに見せるべき親の言動10つを綴っています。
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