【習い事ゼロ】小学4年まで習い事をさせたことがなかった娘|自由に伸び伸びと

「習い事格差」

最近は「習い事格差」という言葉があるようです。
この言葉には少し語弊があるように思います。

習い事をたくさんしていること=良いこと なのか?

家庭の金銭的な問題で習い事を制限されることを「習い事格差」というようですが、
経済的に裕福で習い事をたくさんしていれば子供にとって良い、とは言いきれないと思います。

習い事で「経験値」は高まる

経済的に余裕がなく習い事ができなくても、習い事が1つしかできなくても
習いごとの有無や数で子供の幸福度自体は大きく違わないと思います。

習い事を多くしていることで「経験値」は違うと思いますが、
「経験」は習い事でしか得られないものではないと思います。

絶対に避けたい 習い事づめの毎日

子供が習い事をしたくてしているのであれば良いのですが
子供がやめたいのに継続している習い事、
親が習わせたいと思って始めた習い事は子供のためになるとは限りません。

私の友達に習い事が週6日ある女の子がいました。
結果、中学生頃からびっくりするような反抗期が待っていました。
「今までは親が思うように習い事に通って良い子でいたけれど、もう限界」と話していました。

特に親の期待が大きかったり、親がこうでありたかったという姿を子供に投影していると
尚更だと思います。

本人のやる気がなければ 習い事は無意味

私の家庭は裕福でなかったのですが、
習字・ピアノ・水泳・塾の習い事を経験させてもらいました。
しかし、自分から習いたいと言ったのはピアノのみです。

ピアノも習い始めて2ヶ月で辞めたくなりましたが、親の勧めで1年習いました。
練習は嫌々していました。

習字は5段まで進級しましたが、習い事のときだけ綺麗に書くということをしていたため、
現在綺麗な字は書けません。
むしろ、習字を習っていない娘の方が、字を綺麗に書くことが好きで
学校の硬筆コンクールに選ばれています。

自分の経験からも、嫌々した習い事は身についていないと感じます。

子供に大事な「何も予定がない」時間

何も予定がない時間はとても大切だと思います。

ぼーっとする時間
何かをゆっくりと考える時間
ある出来事や今日を振り返る時間
これから何をしようかと考える時間
空を眺める時間
横になってゴロゴロとする時間

スケジュールを気にせず自分の思いのままに過ごせる時間はとても贅沢で幸せな時間です。

子供が「遊びから学ぶこと」の大切さ

子供は遊びから学び、心と身体を鍛えていると思っています。

太陽の下で一生懸命遊ぶこと
身体を動かし、汗をかくことが気持ち良いことだと知ること
遊びから人間関係を学ぶこと、コミュニケーション能力を身に付けること

そのため、習い事の状況だけで「格差」と捉え、
差別的な考えをしてしまうことはとても危険な考え方だと思います。

初めての習い事を 小学4年で始めた娘

人見知りな娘、弟と一緒なら行きたいと言ってスイミングを習い始めました。
小学4年生にして初めての習い事です。
習い始めたきっかけは、水泳の授業で泳げなかったことでした。

娘はみるみる上達し、5mも泳げなかった子が1年4ヶ月でクロール50m、背泳ぎ50m、平泳ぎ25m、バタフライ25mが泳げるまでになりました。
そして、目標を達成したためスイミングを辞めると本人が決めました。

一概には言えませんが、習い事は本人のやる気と習い始めるタイミングも大事だと感じました。

ネットの言葉に惑わされず、子育てすることの大切さ

「大切に育てること=お金をかけて育てること」ではないと思います。
お金があれば選択肢が広がることは確かですが、
そのことが子供の「心の豊かさ」や「幸福度」とは一致しないと思います。

子供を愛すこと
子供との時間や会話を大切にすること
子供の一番の理解者でいること
子供が安心して生活できるように整えること

裕福であるかどうかや習い事の有無や数は大きな問題ではなく、
日々の家庭や学校生活で心が健やかに成長し、心が豊かであるかの方が大切だと思います。

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