【赤ちゃんの鎖肛】鎖肛と染色体異常|鎖肛と病気・障害の関係

30週での胎児精査の結果

転院先の県立中央病院で胎児精査を受けました。
その結果「疑い」を含めて、たくさんの異常が判明しました。
その一つが「鎖肛疑い」でした。

鎖肛もあるの?!

今までは心臓の異常のみと思っていました。
耳に異常がありそうだとは思っていましたが、お尻の穴がない「鎖肛」があるとは思ってもいなかったため、聞いた瞬間は「鎖肛もあるのか…」と途方に暮れました。

鎖肛について

5000人に1人程度です。
原因ははっきりとわかっていません。
妊娠6週前後で肛門が形成される過程でなんらかの異常が起こっていると考えられます。

鎖肛は直腸を取り巻く筋肉群との関係から、高位・中間位・低位の3型に分類されます。

低位では新生児期に肛門形成術を行います。
中間位型・高位型では新生児期に人工肛門を作り、体重が6~7㎏に達してから根治術を行い、その後に人工肛門を閉鎖する方法が一般的です。

染色体異常が強く疑われた我が子

早速、帰宅し検索魔になりました。

鎖肛…
その他にも、心臓の異常に胸腺の低形成・無形成の疑いに、臍帯の異常もあると言われた…
やはり染色体異常なのだろう…
症状が大きく当てはまるのはダウン症
でも、胸腺の低形成・無形成の疑いを考えると22番染色体異常

検索していると、染色体異常ではなく〇〇症候群も出てくるけど、どうなのだろう…
聞いたことはなかったけれどVATER症候群というのもあるらしい…

産まれたら染色体異常ではなく「VATER症候群」だった

我が子は複数の病気を併せ持って産まれたVATER症候群でした。

胎児精査で言われていた通り、我が子には「鎖肛」がありました。
低位鎖肛であり、お腹の空気が出ていく肛門がないためお腹は空気でいっぱいになり早めの手術が必要であるとのことで生後7時間で肛門形成術を行い、生後半年までブジーを行い、問題なく肛門から便が排出され大きなトラブルはありませんでした。

「鎖肛」があった子供たちが直面する問題

「鎖肛のあるお子さんは便失禁などがある可能性がある」と聞いたことがありました。

赤ちゃんの間はオムツに便をすれば良いため問題なくとも、桜空が成長しトイレトレーニングなどを行う際は問題が出てくるのではないか、と感じていました。

今となっては桜空が成長してゆく姿を見ることができませんでしたので、鎖肛のあるお子さんが抱えるトラブルがあるのか、またあればどのようなトラブルで、どのように対処していくべきなのかはわかりません。

SNSを活用して欲しい

SNSにはたくさんの欠点もありますが、たくさんの良さがあると感じます。
それは情報共有がしやすい、欲しい情報を得やすいことだと感じます。

たくさんのお母さん方や鎖肛を持って産まれた方が経験をブログやYouTubeなどに発信してくれています。
是非、困ったときには活用してみて下さい。

鎖肛を持っていても、持っていなくても、大切な命・人生に変わりありません。
我が子にはたくさんの病気がありました。
しかし、我が子が前を向いて助けてもらった大切な命に感謝して生きていけるように母として関わりたい、支えていきたいと考えていました。

このブログを見て下さった方やそのお子さんが、病気があることをマイナスであると決めつけてしまうことなく、自ら幸せな人生を切り開き、自分らしく生きてほしいです。

【赤ちゃんの胸腺低形成・胸腺無形成】22番染色体異常を疑った我が子
たくさんの病気を持って産まれた次男(桜空)は妊娠26週で心臓の異常を指摘され、県立中央病院に転院後に胎児精査を行っていただき「胸腺がはっきりしない」と指摘されました。「胸腺無形成・低形成」および「22番染色体異常(22q11.2欠失症候群)」について綴っています。
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