私の子供時代の経験…「授業についていけない」を無くすために
私は小学生の頃に学習塾には通っておらず、頭が良くもなく、
授業で習ったことがすぐに習得できるタイプではなかったため、
授業についていけない、置いていかれてしまう子供でした。
「わからない」「できない」「難しい」
周囲が理解できているなか「自分は理解できていない」とわかると
さらにマイナス思考となってしまい、その感情が追い打ちをかけ、
「勉強苦手」「勉強きらい」「私は勉強ができない子だ」と決めつけるようになってしまいました。
親の経験を「子供の人生に生かしたい」
我が子には自分のような思いをしてほしくないと思っていました。
私の遺伝子なので、我が子も勉強が得意ではないはず。
そうなると、しっかり「予習する習慣」を身に付けることが大事だと思うようになりました。
私が我が子にした「先取り学習」
小学1年生から九九
私が小学生の頃、学校での九九の練習時間が少なくなく、すぐに九九のテストが始まりました。
塾や公文に通っている子はすぐに合格していきます。
「最後になってしまったらどうしよう…できないと恥ずかしい…」
そんな思いで泣きながら勉強した嫌な思い出があります。
子供に同じ思いをさせないために、小学1年生の頃から九九の先取り学習を始めました。
九九は覚えるしかないため、家庭で九九の練習をしておいた方が子供が困らずに済むと思います。
やはり、昔から変わらず、我が子のときも九九の勉強時間は少なく、
すぐに九九のテストが始まりました。
結果、長女は塾や公文に通っていませんがクラスで1番目の合格者でした。
全く数学が特別得意なわけでもないのですが、
「私って数学できるんだ!」と錯覚させ、自信を付けさせることに繋がっています。
小学2年生から日本地図
恥ずかしながら、私は日本地図が38歳の今でもわからない箇所があります…。
覚えることが多く、歴史などは想像がしにくいため理解できない部分が多く、
いつもテストは50点以下…。私は社会が本当に苦手でした。
子供にはまず親しませたいという思いで、先取り学習に「日本地図」を取り入れました。
イメージしやすいようにディズニーランドやUSJなど小学生が意欲が沸くようなワードを使いながら覚えさせていました。
小学3年生の頃には完璧に日本地図がわかるようになりました。
小学2年生から英語
私自身が中学1年で英語の授業が始まった際に、英語だらけの英語の教科書を見て、
先入観で「日本語じゃないから読めない」「わからない」「無理だ」と決め付けてしまいました。
全く英語がわからない自分とは対照的に、
塾や英会話を習っている子は発音や単語がわかり、英文も読めます。
自分に劣等感を感じ、さらに学習意欲はなくなり、
やる気がなく授業を受ける時間はとても苦痛でした。
授業で英語を発音してみる、英文を読むなどの順番が回ってくると、
読めないためとても恥ずかしく、自信も全くないため小さな声で読み、
出番が終わるとホッとしたことを覚えています。
その後、中3からやっと始めた高校入試の勉強で苦手教科の英語に取り組み、
「英語って思ったより難しくない!わかるようになると楽しい!」と実感しました。
「もっと早く英語の楽しさに気が付けばよかった、中1.2の英語の授業時間がもったいなかった…」と思いました。
子供には同じ思いをしてほしくないと思い、小学2年生から少しずつ英語の先取り学習を開始しました。
まずはアルファベットから…その後、簡単な短い単語、長めの単語、短めの英文に至り、
近々長文にも挑戦しようと思っています。
このように、アルファベット練習、単語、簡単な文法に親しんでおくと、
小学3年で英語が始まった娘は、「わかる」「楽しい」「この英文を読めるようになりたい!」
と話しており、前向きな気持ちで英語に臨めたようでした。
「あれ?できるかも!」の自信をつける
先取り学習を小学校低学年から身に付けることで
「自分は勉強できるかも?」「わかる、楽しい!」と錯覚させ、自信を持たせることで、
身体が勉強することを拒否しないようにすることが大切だと思っています。
「子供のペース」が大事
先取り学習をすることで勉強が少しでもわかると、
授業は楽しくはなくとも、苦痛な時間にはならないと思います。
「少しだけ」先取り学習し、子供の焦る気持ちや、危機感を軽減することで
子供は穏やかに学習に取り組めると思います。
かけ算・日本地図・英語以外にも先取り学習させたいのですが、
日常学校から持って帰ってくるプリントの復習やテストの復習もあるため
あれもこれも…と子供のキャパを超えないように気を付けています。
子供のための学習ですので、子供のやる気や調子を確認しながら、
子供のペースに合わせた先取り学習をしていく必要があると思います。
「もう、したくない!」と言えば、スパッと止め、一時その学習をお休みすることも大切です。
無理強いせずに進めてみて下さい。
