【亡くなっても大切なきょうだい】兄6歳の言葉|ずっと大切な弟、家族

公園で遊んでいたら「何人兄弟?」と聞かれて…

公園で子供たちが遊んでいると親同士でも子供の話になり、子供が何人いるのかという話になることが多いです。
しかし、親ではなく子供から兄弟の人数を聞かれることもあります。

久しぶりに公園に行くと、小学1年生の子が1歳の娘のところに来て「可愛いね!手が小さい…!」と言ってお話をしてくれました。
そして、「この子は何人きょうだい?」と聞かれたのです。
私は「あそこにいるお姉ちゃん、こっちにいるお兄ちゃん、この子の3人だよ」と答えました。

小学1年生に桜空のことを話さなかった私

親同士で話をするとき、私は必ず桜空の話もします。
「4人子供がいます」と話しています。
相手が「あ…聞いたらいけなかったかな?」と思ってしまったり、その後に相手を悩まさないようにするため、自分の話をした後に相手側のことを聞かせて頂き、話を変えるようにしています。

それでも、桜空が生きていたことを「なかったこと」にはしたくないという気持ちで話させて頂いています。

一度、桜空のことを話さず「子供は3人」と話したことがありました。
私は「3人」と言った自分に悲しく、悔しくなりました。
私は4人の子供がいるのに、「もう1人は…?」と聞かれることを避けるためや、相手を悲しませてしまうかもしれないという想いで、桜空のことを本当は話したいのに話しませんでした。
桜空の存在を自分が「無かったこと」にしてしまったように感じました。
それからは自分の心に素直に、4人の子供がいることをお話させて頂いています。

しかし、今回は相手が小学1年生の男の子。
私は1年生に桜空のことを話すことは「悲しませてしまうかもしれない」「理解に困るかもしれない」と感じました。
そのため「3人きょうだい」と話したのです。

「桜空くんは?!」長男の言葉

「ねぇママ!3人じゃないよ、4人やろ?桜空くんがおるやん。死んだけど、おるやん!4人やろ?」
長男は間髪開けずにそう話したため、「1年生の子が困るでしょ!「死んだ」とか言ってるし…」と思ったのですが…

「え?4人もきょうだいいるの?いいな~!!」と言って、1年生の子はどこかに遊びに行きました。
考えすぎた私は拍子抜け…。
「大人だから…子供だから…」と区別しなくても良いのかもしれないと感じました。

僕は4人兄弟、6人家族!!

兄の想い、私はとても嬉しかったです。
私が長男に「桜空のこと忘れないで欲しい…」
そんなことを言わなくとも長男はずっと桜空のことを想ってくれていました。
落ち着きのない、わがままな長男…
しかし、桜空にとても優しい、弟想いの長男…
その気持ちがあれば良い…そう思えた出来事でした。

桜空くんはずっと大切な弟、ずっと大切な家族

桜空がいなくなって良かったことなど1つもありません。
しかし、桜空が私たち家族に教えてくれたことはたくさんありました。
人生は何歳まで生きるかなんかじゃない。
どう生きるか。

人生は1回きり。

明日死んでも、今日死んでも…後悔しない幸せな人生を生きるために自分で自分を幸せにする生き方をする。

私は今までもこれからも4人の子供たちの母親、6人家族!
桜空が笑顔でいてくれるように心配を掛けないように余生を生きたい、
そして桜空の元に行くときには胸を張って「桜空、ママも一生懸命生きてきたよ!」
そう言えるような人生を生きていきます。

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